連続値上げ
ニコラ2025年7-8月合併号の104ページ、次号予告を見て驚いた読者も多かったのではないでしょうか。
なんと、8月1日に発売される9月号の予定価格が《860円》となっているのです。
思えば去年《560円⇒690円》となり、今年はじめに《790円》となり、それからわずか半年で今度はついに《800円台》突入ということで、今日はこれまでのニコラ値上げの歴史について見ていきます。
グラフの見方
以下のグラフは、2022年4月号から2025年9月号まで、過去3年半のニコラ各号の価格推移をまとめたものです。
グラフの中で《赤丸》とした部分は、そこから値上げがなされたことを表します。
なお、2024年以降は、1月号と2月号、7月号と8月号はそれぞれ合併号となっています。
ニコラ価格推移
値上げラッシュ
ということでこの通り。2022年から2023年にかけての2年間は、ほぼ《560円》で一定していたのに対し、2024年から値上げラッシュがスタート。
それまでは《500円台》だったのが、合併号を契機に《600円台》になると、さらに2025年には《700円台》に上昇。
そして今回、前回の値上げからわずか半年足らずで《800円台》にまでなったことが分かります。
だまし討ち
そもそも、最初の大幅値上げとなった2024年1-2月合併号について、編集部の言い訳は《合併号はページが増え、カラーページも多くなるから》といったもの。
であれば本来、合併号でない通常号では定価の《560円》に戻すべきなのに、一度たりとも戻ることは無く、そのまま《690円》で定着。
その後、翌年になると《790円》に上げてきたと思ったら、今回はこれを更に値上げするのだという。
読者離れに拍車
この点、最初の値上げの際、今回だけと解釈できる説明があったから受け入れたのに、実はそれが合併号が終わっても、今に至るまで延々と続いているということで、読者としてはまるで詐欺に遭ったようなもの。
とくに毎月欠かさずニコラを買っているような、熱心な読者であればあるほど、編集部への不信が高まっていたところです。
そのタイミングで、たいした説明もなく再々値上げでは、読者離れにますます拍車が掛かることになりそうです。