最新部数
5月12日、日本雑誌協会のサイトにて、同協会に加盟する雑誌255誌の最新印刷部数が公表されました。
今回公表されたのは、2024年1月1日から3月31日までに発行された各雑誌1号あたりの平均部数。
以下、ニコラとニコプチの部数について、過去10年分の推移とともに見ていきます。
部数推移
過去10年分の部数
ニコラvs.ニコプチ
ニコラとニコプチの最新部数&過去10年分の部数推移は、この通りです。
今回、ニコラは【66,900部】ということで、前期(2023年10月~12月)からマイナス8,700という大幅減。
対してニコプチは【66,310部】ということで、前期からのマイナスは2,300にとどまりました。
プチが追いついた!
よって両誌の差は、最も大きく開いていた【101,200】(2018年7~9月期)から、今や【590】となり、もはや並んだも同然。
グラフを見ても、赤(ニコラ)と緑(ニコプチ)のマーカーがほぼ重なっているように、史上初めてプチがニコラに追いついたといえそうです。
合併号は失敗
それにしても、コロナが明けてからは、各期ともマイナス【2,000】前後で推移してきたニコラが、なぜ今回は一気に【9,000】近くも減らしてしまったのでしょうか。
この点、やはり何の理由も無く、イキナリ2024年1月・2月号を「合併号」としたことが大きかったように思います。
お正月の直前に発行されるため、相当の売り上げが期待できる2月号を、あろうことかお休みした。
その結果、ニコラをお年玉で買ってみようと思っていた人や、新年から読み始めようと思っていた人など、新たなニコ読を獲得するチャンスを、編集部自ら捨ててしまったのです。
習慣が崩れる
一方、もともと読者だった人の中にも、コロナ禍の真っ只中にあった2020年以来、4年ぶりとなる合併号に戸惑いを感じた人が多かったようです。
なにしろ、毎月めぐってきていた発売日が、突然2ヵ月も先になったのです。
結果的に、次の号までの間が大きく空くことによって、”毎月買う習慣”が崩れ、一部の読者が離れていったと想像できます。
マイナス要因続々
もちろん、その合併号自体2023年12月27日発売ですので、今回の対象期間には入っていません。
しかし、合併号により「新規読者の参入が減った」「現ニコ読の習慣が崩れた」ことは事実であり、その後の部数に間違いなく影響しています。
加えて何より、「晴れ着表紙」「イメモ=新高1」「副会長」「卒モ全員表紙」などなど、立て続けに古参の読者が好む、ニコラ伝統の制度をことごとく廃止してきた。
完全に逆転される
さらには、今月号で高2ニコモが卒業したことで、とくにユニジェネを推していた人を中心に「自分もニコ読を卒業しよう」という人だって出てきます。
こうなると今後しばらく、ニコラの部数が減ることはあっても、よほどのことが無い限り、増加に転じることはなさそう。
よって、8月の上旬に公表される次回の集計では、ニコラの部数がニコプチに完全に逆転されることになりそうです。