三月の転校生

中学生雑誌nicolaに関する日記

【真相】次号ニコラが合併号となる理由

2度目の合併号

次号予告にある通り、5月31日発売となる次号のニコラは【7・8月合併号】となります。

これで今年は【1・2月合併号】に続き、2冊の号が合併される形での発行は半年ぶりで2度目。(発行スケジュール

今後のニコラは、6月発売分(夏)と、12月発売分(冬)をそれぞれ合併号とし、年10冊の発行が定着していきそうです。


売れない号

ちなみに毎年【7月号】【8月号】は、1年を通じて最も売り上げが少ない号とされています。

理由は、やっぱり中だるみ。

ニコラの制度的な面から見ると、高2ニコモが卒業し、役職&イメモが発表されるなど、新体制のスタートから一段落。

離れる読者は離れる一方、新たに入って来る読者にしてみると、取り立てて「今月号からニコラを買おう」という”きっかけ”があるわけでもありません。

海外ロケ頼み

また、企画的にみても、オーデ募集の真っただ中ということで動くに動けず、これといった目玉を作ることができません。

そこで、中だるみ防止として考え出されたのが、夏に向けての大型企画「海外ロケ」だったのです。

海外ロケ参加メンバー


7月号の目玉企画

毎年7月号(場合によっては8月号)は、イメモ&生徒会長クラスの人気ニコモをハワイに連れて行って、大型ロケを実施。

表紙も基本、海外メンバーがハワイで撮影するというパターンが定着し、そこそこ売り上げを維持していました。


今年の中止が確定

ところがご存じの通り、黒坂莉那ちゃんたちの2019年を最後に、以後はコロナの影響で海外行きが中止となります。

結局、2020年、2021年、2022年、2023年と、これまで4年連続で止まっていたところ。

それが今年、環境的にも、いよいよ「海外ロケの復活か!?」と期待されていたわけですが、残念ながら次号予告に告知はありませんでした。

経費削減

でも、ちょっと考えれば、それも当然かもしれません。

そもそも、発行回数を年10冊に絞った上、創刊300号記念を無視したり、晴れ着表紙を廃止にするなど、絶賛経費削減中の今のニコラにあって、大枚をはたき、ふらふら海外に行っている余裕など無いのは明らかです。

そこで、たいした目玉も無く、売れ行きも望めない【7月号】と【8月号】をまとめて合併号にしてきたのです。

合併号の狙い

その上で、合併号の発売から2カ月後。そろそろ次のニコラが欲しいと既存の読者が思い始めた時期に、満を持して9月号を発売する。

すると、もともと夏休み中、かつ、新学期前ということで、新たな読者が入って来て、売り上げも多いとされる9月号の部数が増える。

その勢いで10月号は28期ファイナリスト発表&読者投票、11月号は体育祭&中3モ修学旅行、そして12月号での新モ発表まで突き進むといった編集部の狙いが見えてくるのではないでしょうか。