三月の転校生

中学生雑誌nicolaに関する日記

【伝統破壊】晴れ着表紙をぶっ潰した編集長

合併の弊害

ニコラ2024年2月号は発売されず、12月1日発売の1月号に吸収。1月・2月合併号となることが発表されました。

するとここで大きな問題となるのが、これまで2月号の恒例だった「晴れ着表紙」についてです。

果たして、伝統の晴れ着による表紙は、消滅してしまうのでしょうか。今日は、1月号と2月号が合併されることによる弊害を考えます。


晴れ着表紙

そもそも2月号は、本来であれば1月1日に発売されるべきであるところ、出版業界の慣例である、例の年末進行により、お正月の直前となる12月28日に発売されてきました。

だからこそ、タイミング的に2月号の表紙=晴れ着というパターンが定着していたわけです。

具体的に見てみましょう。以下の一覧は、ニコラで最初に晴れ着表紙が始まった2007年から、今年2023年まで、各年2月号の「表紙モデル」と「衣装」をまとめたものです。

各年ニコラ2月号の表紙



17年の伝統

この通り。3年連続で晴れ着表紙をやった川口春奈さんはじめ、2年連続の飯豊まりえさん、久間田琳加さんなどなど、 とにかく大物の名前がずらりと並んでいることがわかると思います。

ただし例外として、東日本大震災の影響が残る中、ニコラとしても「1冊の売り上げに付き5円寄付」を実施していた2012年と、2014年の2度のみが通常表紙。

それ以外、当時のトップモデルである岡本玲さん&伊藤沙耶さんの2007年に始まり、今年の高橋快空ちゃん&W近藤まで、すべての2月号の表紙は晴れ着となっています。

時機を逸する

ところが最初に書いた通り、すでに2024年は1月号と2月号が合併号という形で発売されることが決まっています。

すると、どうなるか。合併号は「12月1日」に発売ということで、お正月まで1カ月もあり、むしろクリスマス特集がメイン。当然、晴れ着の出番はありません。

一方、次の3月号はといえば、年が明けて「2月1日」発売ということで、こちらもお正月ムードは微塵もなく。

晴れ着表紙の終焉

つまり、合併号となることによって、完全に晴れ着で表紙をする機会を逸してしまうというわけです。

こうして2007年以来、実に17年間という長期間、連綿と受け継がれてきたニコラ伝統の晴れ着表紙は、つい数か月前にニコプチからやって来た馬場編集長の手によって終焉を迎えることになりそうです。