火災予防運動
11月9日から15日にかけての1週間、2023年秋の火災予防運動が実施されます。
この間に掲示される啓発ポスターには、すでに高橋快空ちゃんの登場が発表されているわけですが、一方で林芽亜里ちゃんが起用されるという話もあります。
では、これはどういうことか。今日は、ちょっと複雑な防火ポスターの仕組みについて詳しく解説します。
防火ポスターとは？
そもそも、火災予防週間は毎年2回、春（3月）と秋（11月）に実施されます。
で、その度ごとに作成されるポスターには、若手女優や女性アイドル・タレントが起用されることになっています。
ただし、ここで注意したのが、ポスターを制作する団体が1つではないということです。
三者三様
具体的には、「一般財団法人全国消防協会」「一般財団法人日本防火・危機管理促進協会」「一般社団法人日本損害保険協会」。
なんとこれら3つの団体が、それぞれ独自にモデルを選定し、ポスター制作を行っているのです。
そのため、例えば2023年秋の場合、快空ちゃん（消防協会）と、芽亜里ちゃん（防危協会）が、同時にポスターに起用されるといったことが起こるわけです。
一覧の見方
それでは、2023年秋ポスターの残り1枠、損保協会のポスターモデルは誰なのか。
また、今年春の消防協会版には川原美杏ちゃんが、去年秋の同協会版には林美央子ちゃんが起用されたことで話題となりましたが、その他には誰が登場しているのか。
過去10年分、3団体ごとのポスターモデルを一覧にまとめました。
防火ポスター歴代モデル一覧
消防協会版
消防協会のみ、春・秋の完全交代制で、1年に2人が起用。
とくにここ最近は、快空ちゃん＆美杏ちゃんと連続でニコモが続いている他、2020秋の関谷瑠紀ちゃん、2019春の久間田琳加さん、2015秋の清原果耶さんはじめ、とにかくニコラ出身が多い点が特徴です。
損保協会版
一方、一覧表の右側、損害保険協会は完全1年任期制。
春に起用が決まると、自動的にその年の秋の起用も確定することになります。
同協会のポスターは、起用モデルの年齢が基本的に二十歳前後となっていて、年齢が高いことも特徴です。
よって、ニコモの登場が起用されることは極端に少なく、過去10年では唯一、清原さんだけが登場しています。
防危協会版
最後は一覧表の真ん中、芽亜里ちゃんを起用してきた防火・危機管理促進協会のパターンについてです。
同協会は、損保協会同様に1年の任期制ではありますが、明確に異なるのが秋⇒春のセット契約であるということ。
よって芽亜里ちゃんを例にとると、2023年秋⇒2024年春の登場となり、年をまたぐことになります。
その他、同協会版には秋田汐梨さん、永野芽郁さん、久間田さんといったニコモ出身の名前が有りますが、いずれも時期としては現役セブンティーン時。
加えて、凛美ちゃんのライバルである當真あみさん、森七菜さん、広瀬すずさん、有村架純さんといった名前を見るにつけ、完全に女優系（ST系）が中心となっています。
まとめ
ということで以上まとめると、防火ポスターは(A)年に2度、春と秋に作成される。
しかも、(B)3つの団体がそれぞれ独自に作成するからとにかく紛らわしい。
さらに言えば、それぞれの起用傾向は(c)消防協会がニコラ系、防危協会が女優系、損保協会が人気タレント系と三者三様である。
こういった視点をもって、改めて防火ポスターを眺めると、よりいっそう楽しめるのではないでしょうか。
