3大改革
ニコモオーデは今年の実施分から、(1)読者投票の導入、(2)専属読モの新設、(3)身長制限の撤廃という3つの大改革が行われています。
前回は(1)について詳しく見てきたわけですが、今日はオーデ応募者の中から選ばれる読モ「ニコラガールズ」のお話。
その新設の意義と選出方法から、ニコガになるメリット・デメリットまで解説します。
専属読モ編
28期オーデの実施要項にある通り、今秋よりニコラ専属の読者モデルが新設されます。
正式名称は【ニコラガールズ】(略称ニコガ)。レギュラー契約の読モで、任期は1年。
採用されるのは、今年のオーデに応募し、ファイナリストに残ったものの、最終合格できなかった人のうち希望者全員となっています。
専属読モの位置づけ
では、ニコガとはいったいどんな位置づけになるのでしょうか。
ニコプチを読んだことのある人には、現在の「読リー」、旧「スー読」に例えると、最もわかりやすいと思います。
Cuugal派の人には、「キューガルモデル」(専属)に対する、「キューガル」(専属予備軍)といったところ。
つまりニコモ以下、一般の読モ以上。両者の真ん中に位置することになります。
イメージ図
独自ルール
ただし、今回のニコラ専属読モの場合、当然ながら独自のルールもあります。
それが、(1)強制所属、(2)任期1年、(3)希望制の3点。
以下、それぞれについてメリット・デメリットも加味しつつ、具体的に見ていきます。
(1)強制所属
まず第1に、一般応募で無所属の人が、専属読モになる場合、芸能事務所への所属が条件となります。
所属の方法は、ニコモの場合と一緒。去年だと十文字陽菜ちゃんがそうだったように、合格後、編集部の紹介する事務所と、保護者とともに面談を重ね、所属先を決めることになります。
ニコラでおなじみの大手に必ず所属できる点、芸能活動未経験ながらホンキで将来的に芸能界を目指す人にとっては、狙い目といえそうです。
(2)任期1年
(2)の任期1年と、(3)の希望制については、ウラオモテ関係となります。
ニコガの任期は、おおよそのところ最終合格が決定した後となる2024年10月から、来年の9月までといったところ。
この間、ニコラ誌面やWEBで、モデル活動をすることになります。
ただし、あくまで紙の誌面はニコモが優先であるため、ニコガはこれまででいう「読者SNAPページ」や、二色刷りの「バラエティページ」、その他WEBを中心とした活動となりそうです。
(3)希望制
ここで改めて確認ですが、ニコガになれるのは、28期のファイリスト限定であるということ。
そして例年通りなら、ニコラのオーデのファイナリストが、他誌の卒業生、読モ経験者、事務所所属者で占められるのは周知の事実です。
実際、以下の通り、プロ解放後の26期・27期では、数多の有名人が残っています。
デメリット
であれば当然、「ニコモじゃなきゃ嫌だ」「いくら専属でも読モじゃ嫌だ」。
ニコガに満足せず、もっと上を目指したいと考える人も多いはず。
なにより、いったん専属契約してしまうと、来年の9月まで縛られるわけで、そうなると、たとえば来年「ミスセブンティーン2025」への応募が閉ざされることになります。
要は、専属契約で縛ることで、他誌流出を防ぐ”囲い込み”、または”青田買い”。
だからこそ、ニコガの採用条件が「ファイナリストの中から希望される方全員」となっているわけです。
リベンジには有利
この点、事務所所属者については事務所サイドからいろいろアドバイスがあるので問題ないですが、とくに一般応募の人はいったん専属読モとして契約すると契約期間中はニコラに縛られる点に注意が必要です。
まあ、ニコプチ当時に「スー読(専属契約の読モ)」だった丸山蘭奈さんが、翌年に専属を目指しプチモオーデに挑戦、みごと合格したケースもありますので、いったんニコガ就任しておいて、来年の29期オーデでリベンジを期すという手はありそうです。
積極的に受けるべき
以上、今年から新設される専属読モ「ニコラガールズ」について、解説してみました。
第一義的には落選者の救済となりますが、そこに様々なメリット、デメリットがあることは見てきた通りです。
ただし、少なくとも現状無所属である場合、事務所に所属できる上、モデルとしての経験が積め、読者に認知されることで、来年のリベンジに有利になるなど、明らかにメリットが多いといえる点、積極的に利用すべきではないでしょうか。