驚きの変更点
ニコラ6月号の誌面で、第28回ニコラモデルオーディションの詳しい応募ルールが発表されました。
今年は驚きの変更点が3つ。第1に読者投票審査の導入。第2に専属読者モデルの創設。そして第3が身長制限の撤廃です。
これらいずれもが、前々回の事務所所属者への応募解放に匹敵する大きな変革ですので、今日から3日間かけて、1つずつ詳しく解説していきます。
【読者投票】編
まずは、今回最大の変更点ともいえる(1)読者投票の導入から見ていきます。
もちろん、過去27回実施されてきたニコラのオーデにおいて、読者による投票が行われるのは、今年が初めて。
競合誌のオーデ「ミスセブンティーン」の最終審査で、ファイナリストを対象に実施される読者投票に倣ったものと考えられます。
読者投票の位置づけ
ただし、ここで注意すべきは、ニコラの読者投票の位置づけは、あくまで最終審査とは別物である点です。
セブンティーンの投票が「最終審査の一環」であるのに対し、ニコラのそれは最終審査「後」に行われる。
具体的には、8月4日に最終審査が行われた後、そのまま同じメンバーを30日に発売されるニコラ10月号の誌面&ネットで公開し、投票を募るという形となります。
判断材料の1つ
この点、たしかにセブンティーンの投票も、あくまで「判断材料の1つ」に過ぎないわけですが、ニコラの投票は、今回が初の試みということもあり、ST以上に「参考程度」となる可能性が高そう。
例えると、最終審査段階で【Aさん】【Bさん】【Cさん】の合格が決まったものの、【Dさん】と【Eさん】については両者ともに捨てがたく結論が出ない。
そんな、合否を分けるライン上に数人が集まった場合、より読者から支持のある方を合格させるといった風に利用されることになりそうです。
導入のメリット
ともかく、この投票のシステムを、ニコラが導入することで、読者も一緒に新モちゃんの選考に携われる*1。
ファイナリスト段階から、それぞれの読者が”推し”を見つけ、投票という形で応援でき、合格者をより身近に感じられるようになる。
また、たとえ”推し”が結果的に落選しても、そこは新制度「ニコラガールズ*2」として救済されるから、そのまま推しつづけることができる。
読者参加型企画
要は、オーデを読者参加型とすることで、盛り上げよう、注目度を高めようということです。
まあ、たしかにそこは、選考過程が完全ブラックボックスである中、一方的に編集部が最終合格まで独断で決定。
すべてが終わってから「このコが新モちゃんです!」と提示してくるこれまでと異なり、多少なりとも読者が”自分たちで選んだ感”を実感できるのは、決して悪いことではないのかもしれません。
読者票の重みは?
ということで、初めて導入される読者投票が、いったいどんな風に運用されるのか。合否に関し、どれくらい影響力を持つものなのか。
そこで、うちのサイトで毎年ミスSTの合格予想に先立ち実施している、参加者2000人規模の「模擬投票」を、今回の28期オーデでもやってみる予定です。
投票結果と実際の合格者を比較すれば、どれくらい読者の意思が反映されたか確認できることになりますので、ファイナリストが発表された際は、ぜひうちの投票にも参加してみて下さい。