新生ニコガ
今年のニコラモデルオーディションでは、新たに特別賞「ニコラガールズ賞」が新設。
グランプリを受賞できなかったファイナリストの中から、数名程度が選出され、ニコガ(専属の読者モデル)として活動できるというのものです。
ただし、現在のニコガ1期生とは、制度的にちょっと異なる点があるため、新生ニコガの位置づけがどう変わるのか、編集部発表を基に考えます。
変更点
小林凛々愛ちゃんたち1期生と比べ、最も大きな変更点は、ニコガへの参加が「希望制」から「選抜制」になったこと。
去年の場合《最終合格を逃したファイナリストの中から希望者全員》がニコガになれたのに対し、今年は《ファイナリストの中から数名》と、人数を限定してきました。
要は、編集部が想定していたより、去年はニコガへの参加希望者が多すぎたということ。
そこで今年は、落選が決まった後、もしくは、落選通知と同時に編集部から特定の候補に声をかけ、そのうえで、参加を希望した人をニコガ賞の受賞者として発表する形になったわけです。
少数精鋭
こうした選考方法の変更で、次期ニコガの人数が、1期生の13人から、大幅に絞られることは分かりました。
だいたい《ニコガ賞》という、曲がりなりにも賞を出すわけですので、そこは何人もに賞を与えるわけにはいかない。
すると、今年の募集要項に《数名》とある通り、やっぱり2人~3人。多くても5人までとなりそうです。
位置づけの変化
では、ニコガ少数精鋭化により、読モとしての位置づけは、今後どう変わるのでしょうか。
考えられるのは2パターンで、第1に、合格まで紙一重だった落選者に対する救済として、準グラプリに相当する《ニコモの予備軍》とするケースです。
この場合、今のニコガより、明らかに活躍の場が増えることになる。
たとえば1期生は、毎号のニコラ誌面の割り当てが13人全員で2ページだったのに対し、新生ニコガは3人前後で2ページとなり、登場機会が大きく増えるはずです。
ケース(1)予備軍
また、予備軍ですので、当然ながらニコモへの昇格含み。
さすがに、非公開オーデに参加することはないかもしれませんが、再挑戦する30期オーデにつき、書類免除や、優先的にファイナリストに残れる権利など、優遇措置があってもいいかもしれません。
ということで、ケース1の場合、落選連絡の際「ぜひ来年もう1度受けてください」と言われた髙橋快空ちゃんの1度目の挑戦の時のように、まさに次点で落選した人による就任が想定されます。
ケース(2)読リー型
続いて、第2のパターンは、あくまで読者の代表に過ぎない《読リー型》で、どちらかというと現状のニコガに近いかもしれません。
読者モデルリーダーズ(読リー)とは、プチ読の人はご存知の通り、ニコプチ専属の読者モデルで、馬場編集長がプチの編集長部員だった時代に新設された制度です。
基本的に、プチモと読リーとの間には大きな壁が存在し、昇格はナシ。読リーで採用されると、卒業まで読リーのままとなります。
無所属から選出
読リー型の場合、活動内容も限定され、現状のニコガページや、10月号52ページの「読モSNAP」のような、読者を代表して、バックの中身だの学校メイクだの、ちょっとした企画に出る程度。
あとは、外仕事を自分で勝手に取って来い!といった感じで放置され、当然、ニコモへの昇格の道もありません。
ということで、ケース2の場合、さすがに実績のある野澤しおりさんクラスはもちろん、スタダをはじめとする事務所所属者には声を掛けず、主に無所属の一般応募組から採用されることになりそうです。
結論
そもそもニコガについて、去年の28期オーデの募集段階で《希望者全員を採用》としていた点、「どうせ希望者は数人」と高を括っていたであろう編集長は読リー型を想定していたことがうかがえます。
であれば今回、改めて人数を制限した上、編集部が選考するという形にすることで、本来考えていた《読リー型》に戻すのか。
それとも、ギリ落選となった候補を救済し、少数精鋭で来年の合格候補として育成する《予備軍型》になるのか。
10月31日、どんなコたちがニコガ賞を受賞するのか、グランプリともども注目されます。