イメモ編
ニコラ5月号で発表された結果をもとに、来年以降に向け、役職&イメモ予想の必勝法を整理するシリーズ。
きょうは、前回の役職予想編に続く後編として、イメモ予想編です。
今年のイメモ配置は、ゆなレピ、ルキラテ、ワカトキとなったわけですが、それぞれのブランドにつき、必勝パターンを詳しく見ていきます。
全体像
まずは全体像から。3ブランドそれぞれのイメモの特徴を比較していきます。
大ざっぱに言うと「実質的なトップが配置されるレピピ」「形式上のトップが配置されるピンクラテ」「女優系救済枠のラブトキ」。
一般的に、呼び名こそ”3大ブランド”とされてはいますが、事実上はレピピ&ラテの2大ブランドに、おまけのプラス1として、ラブトキがあるといった感じとなっています。
過去の事例に学ぶ
では、この解釈は本当の正しいのか。具体的に過去のイメモのパターンで確認してみます。
そこで、以下の「3大ブランド歴代イメモ×役職一覧」を見て下さい。
これは、ラテのイメモが新設されたことで、現在に続く3大ブランド体制が確立した2014年度以降につき、各年のイメモと、各イメモが兼任する役職をまとめたものです。
役職については、名前を囲った赤枠が”生徒会長”(2017年度までの呼称は”部長”)を、緑枠が”副会長”(同”副部長”)を表します。
歴代イメモ×役職一覧
2強1弱
ということでこの通り。各イメモが獲得した役職ポストの数で比較すると、ブランドごとの強弱は一目瞭然です。
過去9年間において、会長を5人も輩出しているラテが最強。続いて、会長&副ともに3つずつ獲得したレピピが次点。
ラブトキにいたっては、2015年度の副部長だった中村里帆さんを最後に、それ以後は、今回の宮本和奏ちゃんにいたるまで、なんと7年連続で生徒会の役職ナシの状態が続いているのです。
形式上のトップ=ラテ
ということで、イメモはいくら「3大ブランド」と唱えてみても、実質的にはレピピ&ラテの2強であることが確認できました。
かつ、名目上、あくまで役職という形の上では、トップである会長を5度も取っているラテが最上位であることも見えてきました。
では、最初に書いた”レピピが実質トップ”であるとは、どういうことか。続いて、イメモ実績一覧を見ていきます。
イメモの卒業後実績一覧
一覧の見方
上の実績一覧は、レピピとラテのイメモにつき、卒業後の主な進路をまとめたものです。
つい先月卒業したばかりの林芽亜里ちゃんたちの世代(2021)は、まだ卒業して間もないため、一覧から外しています。
とくに、赤枠で囲った「朝ドラ女優」「大河女優」が、最大の出世コース。
その他、「セブンティーン行き」や、「女優」など、そこそこ活躍しているコースを緑枠で囲っています。
朝ドラ女優
すると当然ながら、2010年代のニコラ卒業生を代表する川口春奈さんに、永野芽郁さん&清原果耶さんの”朝ドラ女優”を2人も輩出したレピピが最強であることが分かります。
まあたしかにここ3年、泉口美愛さん以降は卒業即引退というケースが相次ぎ、停滞が続いていますが、そこはラテも一緒といえば一緒。
要は、ニコラモデル全体のレベルが、たまたま下がっていた時期といえるのかもしれません。
真のトップ=レピピ
その証拠に、今年のレピピの卒業生である林芽亜里ちゃんは、今後の活躍が確実とされるし、現イメモである高比良由菜ちゃんもしかりです。
そもそも、ニコラ最大の読者アンケート企画「なんでもランキング」において、好きなブランド部門で毎年1位となっているのがレピピなのです。
対して、ラテ&ラブトキはといえば、最新の同ランキングにおいて、ともに圏外という不人気っぷり。
よって、読者の支持が最もあるブランドに、1番人気が配置されるのは当然といえば当然であり、レピピにこそ真の実力者が配置されるというわけです。
中位人気の女優系=トキ
残るラブトキについては、すでに今年初めに書いた「ワカトキ説」での解説がそのまま使えるので、まだ読んでないという人はチェックしてみて下さい。
ここでは結論だけ抜き出すと、「人気3番手以下の女優系、かつ、それがレプロ所属であるとますます確実」というもの。
まさに、今年の宮本和奏ちゃんは、完璧にこのパターンに合致していたということになります。
今年の配置
ということで、以上見てきたところを、改めて今年の配置に当てはめ、具体的に検証してみます。
まず、今年の場合、表紙回数で見ても、SNSフォロワー数で見ても、うちの人気投票でみても、新高1世代で人気が抜けているのは”るきゆな”の2人です。
で、パターンそのままに、2人がレピピとラテに入っただけのこと。ワカトキについても、上でまとめた通りです。
まあ、「ラテとトキが予想と逆だった」という人もいるかもしれませんが、そこは”真のナンバーワン”、”卒業後の将来性”といったところを考えると、かなり納得できるのではないでしょうか。
レピピとラテの見分け方
とはいえ、ルキラテ&ゆなレピとなったことについては、いまだに「納得できない!」「これだけでは弱い!」「決め手に欠ける!」と思う人もいるかもしれません。
そこで、とっておきのレピピとラテの見分け方があるので紹介します。
事務所の力関係
まさに、これに着目すればレピラテの配置が一発で分かるというのが、それぞれの所属事務所です。
そこで今度は、以下に示す「所属事務所名入り歴代イメモ一覧」を見て下さい。
これは、歴代イメモにつき、それぞれがニコモの当時に所属していた事務所名を、カッコ内に記入したものです。
事務所名入りイメモ一覧
一覧の見方
表中、赤枠で囲ってあるのが、10年以上ニコラとつながりのある古参事務所。
対して、緑枠で囲ったのが、ここ最近になってニコラに自社のモデルを送り込んだり、オーデの合格者を引き受けたりするようになった新参事務所です。
ラテ⇒新参事務所
特に、ここ3年のラテの傾向に注目して下さい。阿部ここはちゃんのチャームは、系列である泉はるさんを含めても、同事務所から2人目となるニコモ。
また、小林花南ちゃんのイデアも、もちろん瑠紀ちゃんのプラチナムも、事務所にとってこれが初めてのニコモなのです。
レピピ⇒古参事務所
対して、レピピはどうか。新垣結衣さんでおなじみのレプロはじめ、スターダスト、アミューズ、エヴァーグリーン。
いずれも、2000年代から編集部と付き合いのある古株大手事務所が並んでいることが分かると思います。
要は、所属する事務所による選別。ニコラ実績の弱い新規参入組は、レピピのイメモになれないということ。最近、特にその傾向が顕著であること。
こうした事情も含め、レピピが真の上位であり、実際、大手事務所によるバックアップも含め、卒業後に活躍するコが多く誕生しているというわけです。
サンミュージックも古参
なお、ちょっと詳しい人は、サンミュージックについて「芽亜里ちゃん以外、ニコモ実績が無いのでは?」と思うかもしれません。
しかし、それは間違いです。実は、サンミュージックは、すでに2010年代はじめから、複数のメンモを、事務所オーデによって送り込んでいるのです。
また、「新人タレント募集」の広告を頻繁にニコラ誌面に出してもいるように、完全に古参分類となります。
迷ったら事務所
ということで、2強であるレピピとラテの候補につき、とりあえず2人まで絞り込めたものの、ラテとレピピをどっちに割り振ったらいいか迷った場合、事務所を比較すれ簡単です。
たとえば去年の”めあここ”の場合。芽亜里ちゃんのサンミュージックと、ここはちゃんのチャームを比較すると、”軽い”のは後者。そこで、機械的に芽亜里ちゃんをレピピと予想すればよかったのです。
今年はもっと分かりやすくて、由菜ちゃんのスターダストと、瑠紀ちゃんのプラチナムの比較でしたが、圧倒的に前者の勝利。そこで、由菜ちゃんを上位にとって、”ゆなレピ”と予想できたわけです。
5Gのレピピは?
この年の人気トップはといえば、真帆ちゃんに、花南ちゃん、そして安村真奈ちゃんの3人がピッタリ横一線で並んでいました。
そこで事務所の強弱を比較するとどうだったか。おなじみの古参エヴァーグリーン(真帆ちゃん)に、新規のイデア(花南ちゃん)。現在に至るまでイメモ実績も役職実績もゼロのエイベックス(真奈ちゃん)ということで、この年のイメモは、もう迷うことなく”マホレピ”一択だったのです。
まとめ
以上、イメモ必勝パターンを整理してきましたがどうだったでしょうか。
簡単に手順をまとめるとこんな感じ。明日は、ちょと気が早いですが、今回見てきた必勝パターンを使って2023年度のイメモ配置を予想します。
1⇒レピピに真の1番人気を配置する
2⇒ライバルである2番人気はラテに
3⇒残った中から女優系をラブトキに