三月の転校生

中学生雑誌ニコラに関する考察

【最新版】中学生雑誌 創刊・休刊の歴史2025

中学生雑誌の歴史

今から約20年ほど前となる2000年代前半、もともとあった「ニコラ」と「ピチレモン」に加え、中学生雑誌の創刊が相次ぎました。

しかしその後、2010年代に入ると一転、新たに参入した雑誌の多くが休刊していきました。

そして現在、残っているのはニコラだけということで、今日は中学生雑誌創刊・休刊の歴史について、年表を使って振り返ります。


創刊・休刊年表



6大誌体制

1986年、現在の中学生向けファッション雑誌の走りとなるピチレモンが学研より創刊。

そこから遅れて10年後、1997年5月にはニコラが新潮社より創刊。

さらに2000年代に入ると、ここから新規参入が相次ぎます。2001年6月には白泉社の「CANDy」が、同年12月には徳間書店の「ラブベリー」と、祥伝社の「メロン」が同時に創刊しています。

そして2003年5月、主婦の友社の「ハナチュー」が創刊し、いわゆる6大中学生雑誌体制が完成となります。

選り取り見取り

ここで、ちょっと考えてみてください。小学校高学年&中学生がファッション誌を読もうと思った場合、今はニコラしかない。

ところが20年前は、ニコラをはじめ、中学生をターゲットとした雑誌がなんと6誌も同時に存在していたのです。

読者は、その中から自分に合ったもの、好きなモデルがいるもの、付録の良し悪しなどなど、選り取り見取り。好みで選ぶことができたのです。

体制崩壊

ところが、さすがに6誌による競合は飽和状態。読者の奪い合いとなり、長くは続きません。

2005年5月、まず最初にメロンが休刊し、続く2006年2月にはCANDyも休刊となります。

ただその一方で、2009年10月には、川島海荷さんピン表紙の創刊号で、新たに小学館から「DiaDaisy」の参入もありました。

であでいじぃ最終号

さらなる休刊

2010年代に入ると、さらに休刊は続きます。

2010年7月に、後発のディアデイジーが休刊すると、2011年4月にはハナチューが、さらに2012年2月にはラブベリーが立て続けに休刊。

以後、中学生雑誌は、結局もっとも古くからあるピチレと、2番目に古いニコラの2誌だけになってしまいます。

ニコラ単独へ?

そして、そこから3年後。2015年10月になると、翌年に創刊30周年を迎えるはずだったピチレが、大記録を前に、ついに休刊となります。

当時、現役のピチモ(専属モデル)には、福原遥さん、上白石萌歌さん、ゆうちゃみさん、鶴嶋乃愛さんはじめ、その多くが今も芸能界で活躍しています。

ともかくこれで、中学生雑誌はニコラだけとなるかと思われたわけですが、直後に、ラブベリーが奇跡的に復刊を成しとげます。


ラブベリー復刊

2015年12月、休刊となったピチレの元専属モデルの半数を、そのまま受け入れた上、さらには、当時大人気だったアイドルグループAKB48のメンバーも加え、ラブベリーが新生「LOVE berry」となって復刊しました。

その後の同誌は、アイドル戦国時代の波に乗り、様々なアイドルグループのメンバーを専属モデル迎えつつ、2017年12月に再び休刊となるまで2年間ほど続きました。

で、2018年1月。いよいよ中学生雑誌がニコラ単独体制となり、そのまま現在に至ります。


ニコラの今後

そんなニコラは、1997年創刊ということで、今年で28周年を迎えることになりました。

日本の中学生雑誌の”長寿記録”は、ピチレの《29年9カ月》に対し、ニコラは現在《28年7カ月》ですので、逆転まであと1年ちょっと。

果たしてニコラは、創刊30周年に加え、ピチレを抜いて中学生雑誌発行期間最長記録を達成できるのか、注目されます。