◆乃愛ちゃん専属決定で
ピチレモン出身の鶴嶋乃愛ちゃんが、晴れて専属となったことで、現在のポップティーンには、主要中学生誌出身のモデルさんが7人となりました。
では、この事実を持って、ニコラやニコプチ、ピチレ(休刊)といった雑誌を卒業した中学生モデルの新たな受け皿として、ポップティーン行きコースが確立したといえるのでしょうか。
今日の三月の転校生では、中学生雑誌出身の現役POPモを図解によって整理した上で、最近の同誌の"中学生モデルシフト"につき、その狙いを考えてみます。
◆Popteenへの道
◆ピチレ枠は3
上の図は、ポップティーン現役モデルのうちで、中学生雑誌出身者の就任経緯を示したものです。
図の右側がピチレ出身組。ピチモ卒業の翌年、2011年にポップに入った前田希美ちゃんと、2013年から加入の志田友美ちゃんが古参系。
加えて今回、2016年に乃愛ちゃんが加入ということになり、これでピチレ出身現役が3枠に増加したわけです。
◆ニコラ系
一方のニコラ系は図の左側。人数こそ、ピチレ系より少ないですが、2014年にニコラを卒業して、そのまますぐに藤田ニコルさんが加入。
続く2015年は、澤田汐音さんが、これまたニコラを卒業した直後加入と、2年連続で順調に人数を増加中。
となると、当然に2016年も、ニコラ卒業生からのポップ即行移籍が期待されるわけで、もしかしたら近いうちに発表があるかもしれません。
◆ニコプチ系
最後はニコプチ。ニコラの妹誌ということで、ニコラ系に分類されるところであり、実際、上の澤田さんはニコプチ卒業生。
そんな澤田さんが、「ニコプチ⇒ニコラ⇒ポップティーンコース」の第1号ということになります。
その他、小学生雑誌であるニコプチを卒業後、ニコラやピチレ、ラブベリーといった中学生雑誌を挟まずに、直通でポップ移籍を決めたのが丸山蘭奈ちゃん&生見愛瑠ちゃんのプチモオーデ同期コンビ。
こうてみると、ニコラ&ニコプチ組は、2015年から2016年にかけて、一気に人数を増やして来たことが分かります。
◆中学生モデルシフト
以上の通り、現時点における中学生モデル出身枠全7つのうち、2015年以降に加入したのが、澤田さん、愛瑠ちゃん、蘭奈ちゃん、そして乃愛ちゃんの4枠ということで、実に過半数。
逆に、POP歴3年を超えれるベテランさんは、まえのん&ゆうみんの、たった2人だけという。
ここから明らかに、最近のポップティーンが、中学生モデルの獲得に、いかに熱心に乗り出し始めたかということが見えてきます。
◆まとめ
ピチレの休刊により、読者としての行き場の無くなった元ピチ読を、ピチモ出身を揃えることでそのまま新しい読者に迎え入れる。
プチ読に対しては、プチモ卒業生をモデルに揃えることで、こんどは、ニコラやラブベリーなど中学生雑誌に行かせず、直接POPに迎え入れる。
そして仕上げは、部数として最大勢力を誇るニコラの卒業生から、毎年定期的にモデルを採用し、これまたニコ読までをも迎え入れる。
まさに、ピチレ休刊の最大の原因とされる、行き当りばったりで目先のことしか考えなかったピチレモン編集部とは大違い。
この一連の中学生モデルシフトが上手くいけば、ただでさえ順調なポップティーンの部数は、今後ますます増えていくのではないでしょうか。