三月の転校生

中学生雑誌ニコラに関する考察

【4コマ漫画】サヨナラ編集長「ニコラ売れてます宣言!」

第1話




売れてる?

元ネタは、新潮社公式サイトにあるニコラの雑誌詳細ページ、「編集長から」に掲載された、馬場前編集長によるコラムのタイトル。

何でも、《ニコラ11月号の実売率が80%に届きそうな勢い》ということで、これをもってニコラは《売れてる》のだそう。

でも、もし編集長の言う通りなら、うちのサイトで今月初めに書いた《ニコラの最新部数が五分の一にまで減った》が完全な誤りになってしまうわけで。

では、ホントのところはどうなのか。


実売率とは?

結論から言うと、前編集長が「都合のいい数字」を持ち出しただけ。

そもそも、実売率とは印刷した部数に対して、実際に何冊売れたかを計算した数字です。

たとえば、100冊ニコラを印刷して、最終的に50冊売れたら、実売率は50%。これが80冊売れたら、実売率は80%といった感じ。

実売率の正体

ということは、印刷数を減らせば減らすほど、自然と実売率は高くなるわけです。

だいたい、ニコラの印刷部数自体、2020年10月~12月期以降、一貫して下落を続けていることは、以下のグラフからも明らかです。

つまり、編集部としてせっかく印刷しても、たいして売れないのが分かっているからこそ、印刷数を年々減らしているのです。

ニコラの部数推移




言葉のすり替え

よって、前編集長の言う《売れてる》という言葉の正体は、実際のニコラの売り上げについて語ったものではありません。

単に、ニコラ11月号が印刷した数に対して、たまたま売れているという状態を説明しただけなのです。

要は、論点のすり替え。ニコラの部数が減り続けていること、つまり売れていないことは、データ上、誰の目からも明らかですので、最後くらい潔く失敗を認めてもよかったのではないでしょうか。