最新部数
28期予想に集中していたため遅くなってしまいましたが、ちょっと前に雑誌協会から各誌の部数が公表。
ニコラは【60,500】、ニコプチは【61,485】ということで、史上はじめてニコプチがニコラを上回りました。
今日は、ニコラの姉妹誌として創刊したニコプチがニコラを抜くに至るまでの、両誌の部数推移をグラフで追っていきます。
ニコラvs.プチ部数推移
※数字は上段がニコラ、下段がニコプチ
大逆転!
今回公表されたのは2024年4月1日~6月30日までに発行された各雑誌の1冊あたりの平均印刷部数となります。
ニコラは前期(2024年1月~3月)から6,400ほど減らして【60,500部】。ニコプチも前期から4,800ほど減らして【61,485部】。
以下でまとめたように、前期の時点では両誌の部数が6.6万で並んでいたところ、今期はニコラの減少分がより大きかったため、ついに逆転されてしまいました。
18年目の悲願
そもそも、ニコプチの創刊は2006年。当初は「ニコラ別冊」という名の通り、ニコラ編集部が片手間に制作する形でスタートしました。
当時のニコラは、歴代表紙ナンバーワン(25回)の岡本玲さんが生徒会長を務め、川口春奈さんが新モデビューするなど、部数22万を誇る全盛期でした。
ちなみに、現ニコラの馬場編集長は、プチの創刊時編集部員。ニコラから独立する際、新設されたプチ編集部に異動しています。
ということで、ともかく創刊以来、実に17年に渡ってニコラの後塵を拝してきたニコプチですが、18年目にしてついに大先輩であるニコラを超えるに至ったのです。
両誌ともマイナス
とはいえ、素直に喜んでばかりもいられません。
すでに見てきたように、プチは前期比マイナス【4,800】ということで、コロナが明けてから最も大きく減らしているのです。
要は、たまたまニコラが、さらに大きく減らしたために逆転できただけであり、プチだって【5,000】近くも減らしている事実は変えようがありません。
今後の展望
このままだとニコラ&ニコプチともに、次期(7月~10月期)は5万台に突入することが確定的となってきました。
そうなると、WEBに移行したポップティーンや、発行ペースを年4回に落としたセブンティーンの例からも、現行の発行形態を維持することは難しくなりそう。
すでに隔月刊のニコプチはともかく、年10回発行のニコラについては、来年以降隔月刊化や季刊化等、さらなる刊行頻度の減少といったケースも出てくるのではないでしょうか。