三月の転校生

中学生雑誌nicolaに関する日記

ニコラの最新部数が公表

最新部数

おととい、日本雑誌協会のサイトにて、各雑誌の印刷証明付部数が公表されました。

今回のデータの算定期間は「2022年4月1日〜6月30日に発売された号の平均」。

ニコラの場合、具体的には5月号、6月号、7月号の3冊の平均部数となります。


結果は大幅減

今回公表されたニコラの最新部数(4月~6月期)は85,283部

前回(1月~3月期)の公表では、ついに10万の大台を割り、99,180部だったことから、再び10万に戻すのか。

それとも、ますます減らすのかが注目されていたわけですが、結果として前期比マイナス14,000という大幅減となってしまいました。

厳しい状況

そもそも、小島編集長(当時)が断行した「最高学年のニコモの卒業を前倒しした上で、イメモ&役職発表といった新体制のスタートを、実際の学校の入学・進級時期に合わせる」といった改革も、実を結ばなかった模様です。

以下のグラフからも分かるように、これで1万を超えるマイナスは、去年10月~12月期、今年1月~3月期、そして今期と3期連続。

ちょっと前に「10万部を切った中学生雑誌は1年以内に休刊する法則」で詳しく書きましたが、ニコラもいよいよ厳しい状況となってきました。

過去5年の部数推移



編集長の手腕

ということで、創刊以来となるこんな危機的状況下において、新たにトップに就任することになった久保田新編集長。

見事、「部数を回復させ、再び軌道に乗せたニコラの救世主」として名を残すことなるのか。

それとも、「ニコラを休刊させた編集長」として名を残すことになってしまうのか。

まずは、就任後、初となる次期(7~9月期)の部数がどう変化するかによって、早速その手腕が試されることになりそうです。