2つの応募方法
第28回ニコラモデルオーディションの応募方法は、応募用紙による「郵送応募」と、特設サイトからの「WEB応募」の2通りあります。
今回、WEB応募の際に使用する「応募フォーム」に重大な問題点が見つかったので、ちょっと取り上げてみたいと思います。
ネット応募
28期オーデの特設サイトで見てもらうと分かりますが、応募フォームの1番最後の項目は「芸能事務所に所属していますか?」。
回答欄は【はい】【いいえ】で選択する形になっています。
そして、すぐ下には≪※以下は芸能事務所に所属している子のみ回答してください≫とあるものの、実際には「そこから下の部分」には、何も書かれていません。
問題点
ではどうなっているのかといえば、所属の有無につき、回答欄で【はい】を選択した場合のみ、以下にずらっと質問が表示されることになります。
よって、正しくは≪※「はい」を選択した子は表示される質問に回答して下さい≫とでもすべきですが、まあ、そこは些細な事。
より問題なのは、ここで【はい】を選択しない限り、「所属事務所名」はじめ、芸能活動履歴に関する質問が、一切表示されないことなのです。
実際の応募フォーム
6つの項目
それでは、所属状況に関し【はい】を選択した場合、具体的にどんな質問項目が表示されるのでしょうか。
すると、紙の応募用紙でいうと、中央のピンク色の部分にあるのと同じ、以下の6つの質問となります。
1)所属事務所名 2)事務所の担当者名 3)担当者の連絡先 4)芸能事務所への所属歴 5)お仕事歴・活動内容 6)ニコラ以外で現在受けているオーデ
問題の本質
さて、何が問題なのか、お分かりいただけたでしょうか。
(1)(2)(3)については、”現在”所属している人が回答すべき項目であるのに対し、(4)(5)は、”過去に所属していた人”も含まれることになります。
また、(6)については、所属・無所属に関係なく、今年の「ミスセブンティーン2024」や「13期プチモオーデ」に応募した人は、全員が記入すべき項目なのです。
ミス?意図的?
にもかかわらず、「事務所に所属していますか?」に【はい】と答えない限り、上記6つの質問が表示されない。
これは、フォーム設計上のミスなのか、それとも意図的なのか。
とにかく、”現在”事務所に所属している人以外、答えたくても答えられないようになっているのです。
応募用紙の書き方
ここで、ニコラ6月号の74ページにある「応募用紙の書き方」をチェックしてみましょう。
応募フォームにある「事務所関連の質問」に該当する部分は「POINT4」。そこには、こう書かれています。
事務所に所属している子や、これまでお仕事をしたことがある子などは、該当する項目があれば記入してね
出てこない!
「所属している子」と「お仕事をしたことがある子」が並列で書かれている点、現在は所属していないが、過去に所属していたことがあって、お仕事をしたことがある場合、当然ながら、それについて記入することになります。
よって、紙の応募用紙で応募する人は、該当する部分を記入すればいいわけですが、これがWEB応募となると、そうはいきません。
すでに書いた通り、なにしろ所属状況につき【はい】を選択しない限り、質問自体が表示されないのですから。
明らかな矛盾
ということで、ニコラ本誌の「応募用紙の書き方」では、「過去の所属歴も書け」と言っておきながら、いざ、WEBのフォームで応募しようとしたら、そもそも回答欄自体が出てこない。
明らかに矛盾していて、現在は無所属ながら過去に事務所に所属していた人で、お仕事経験がある人は、どうしたらいいのか間違いなく迷うはず。
もちろん、他誌オーデの応募状況についても、「該当者は記入」とあるので、同様です。
すぐに修正すべき
たしかに、過去の所属歴については、事務所に所属している人(所属していた人)自体は少ないわけで、直接影響を受ける人はそれほど多くないかもしれません。
しかし、他誌オーデとの併願状況については、実際、少なくない人が掛け持ちで複数のオーデに応募しています。
要は、紙では書けるのに、WEBでは回答欄自体が表示されないということが大問題。
編集部は、所属状況の回答が【はい】でも【いいえ】でも、とにかく最初から6つの質問項目が表示された状態となるよう、早急にWEBの応募フォームを修正すべきではないでしょうか。
当面の対処法
なお、以前は事務所に所属していたものの今は所属していない人や、他のオーデに挑戦中の人が、ネットを通じて応募する場合、上記問題にどう対処したらいいか。
そこは、編集部が応募フォームを修正するまでの間、取り合えず所属状況を「いいえ」と回答し、そのまま送信する。
そして、晴れて書類が通過した段階で、合格電話を受けた際、または、2次審査の面接の際などに、直接伝えることになります。