先陣争い
これまで、ニコラへ進級するプチモ卒業生が発表されるのは、ニコプチ6月号の誌面となっていました。
それが一昨年の近藤藍月ちゃんたちの代より変化。プチに先駆け、ニコラが一足早く5月号の誌面(次号予告)で発表するようになったのです。
ということで今日は、それぞれの編集部がいち早く自分の雑誌で公表したい進級モ情報の解禁時期についてのお話です。
進級デビューの歴史
そもそもニコラへの進級デビューは、初代の伊藤夏帆さんを除くと、2代目の中島愛蘭さん以降、ニコラ7月号でほぼ固定されていました。
一方、ニコプチの卒業号は創刊以来、一貫して6月号となっています。
だからこそ、以下のパターンが、これまで何の問題も無く当たり前のように成立していたわけです。
過去のパターン
4/22「ニコプチ」6月号(進級告知)
↓
5/01「ニコラ」6月号(次号予告で告知)
↓
6/01「ニコラ」7月号(進級デビュー)
※発売日は目安であり、土日や祝日、連休に重なることで多少ズレることもあります
※参考情報:歴代進級モ一覧
進級情報解禁の現状
ところが最初に書いた通り、2021年の藍月ちゃんたちの代より、ニコラの側が進級デビューの時期を、6月号へと1カ月ほど繰り上げます。
するとどうなったか。それまで、ニコプチ6月号で初めて解禁されていた進級の告知が、ニコラ5月号の次号予告ページへと移ったのです。
ちょっと分かりずらいので、改めて図にまとめるとこんな感じ。
現在のパターン
4/01「ニコラ」5月号(次号予告で告知)
↓
4/22「ニコプチ」6月号(進級告知)
↓
5/01「ニコラ」6月号(進級デビュー)
※もともと進級情報の解禁は、4月22日発売のニコプチ6月号であった
※進級デビューが1カ月早まったことにより、解禁日も4月1日発売のニコラ5月号(次号予告ページ)へと移った
ニコラが奪取
要は、進級情報の解禁を、ニコラの側が、ニコプチから奪ったのです。
そりゃプチ側としては、少なくとも4月22日の卒業号発売までは、あくまで自誌の専属モデルですので、卒業後の行き先だって自分のところで発表したい。
対してニコラだって、新たにやってくる進級モをいち早く自分の雑誌で読者に公表したい。
まさに、両編集部による情報解禁を巡る綱引きが行われているというわけです。
ニコラの勝利は確定
ただし、この戦いは完全にプチ側が不利です。なにしろ、たとえどんなに告知を繰り上げようとしたって、卒業号である6月号より前にすることはできません。
対してニコラは、進級デビューを、ニコプチ6月号が発売される4月22日の直後、ギリギリの5月1日に設定することで、その1カ月前の号(5月号)の予告ページにて、堂々と告知できるのですから。