進級への影響
先週、ニコプチの刊行形態が《季刊》となることが発表されたわけですが、その影響は身内だけにとどまりません。
当然、卒業する時期が変わってきますので、プチモ卒業生を受け入れるニコラ側にも影響が出てくることになります。
そこで今日は、ニコプチの季刊化により、プチモの卒業時期とニコラへの進級制度がそれぞれどう変わるか考えます。
発売日の変更
まずは改めて、季刊化による発売日の変更点から整理します。
これまでのニコプチは、《2月、4月、6月、8月、10月、12月の各月22日》に発売されていました。
それが今年の9月に発売される次号から、《3月、6月、9月、12月の各月10日》へと変わることは、すでに見てきた通りです。
春号卒業説
そうすると、今まで4月22日発売号(6月号)での卒業が定着していた、プチモの卒業時期はどうなると考えられるでしょうか。
この点、来年から6月10日発売号(夏号)で卒業するとなると、今までと比べ、卒業時期が2カ月近くも後ろ倒しされることになり、さすがに遅すぎる。
となると、卒業時期は1カ月ほど前倒しされ、3月10日発売号(春号)で中1プチモが卒業することになりそうです。
3月卒業が自然
そもそも、卒業という言葉から連想されるのは、「夏号」より、「春号」だし、「6月」より「3月」です。
また、ニコラ進級組はもちろん、ミスセブンティーンに応募するコたちにとっても、卒業は早いに越したことはことはありません。
そんなわけで、取りあえずは来年3月10日に発売となる春号で卒業すると仮定し、以下、進級時期を検討します。
現行の制度
現行の進級制度は、今年の橘侑里ちゃん&山本初華ちゃんがそうだったように、ニコプチを4月22日発売の6月号で卒業。
その直後、5月1日に発売されるニコラ6月号で進級デビューするというのが完全にパターン化。
以下の「歴代進級一覧」を見てもらうと分かりますが、2021年進級の近藤藍月ちゃん&中山あやかちゃんの代から5年連続、このパターンが続いています。
⇒歴代進級一覧
すみ分け
それが来年、プチの卒業が3月10日発売号に前倒しされますので、ニコラとしては4月1日発売の5月号に、進級デビューが間に合うようになります。
だいたい、今のニコラの6月号デビューだと、ちょうどニコモの卒業号に重なるため、どうしても進級が陰に隠れ、目立たなくなってしまっているのです。
であれば、5月号を《進級デビュー号》に、6月号を《ニコモ卒業号》とすることは、まさに願っても無いすみ分けになる。
来年からは?
ということで、進級して来る側にとっては、デビューが目立つようになる上、ニコラで活躍できる期間もより長くなる。
他方、ニコラ編集部側としても、企画として卒業特集と進級お披露目が被らなくなる。
こうして、両者ともにメリットがあるといえることからも、来年からのニコラ進級デビューは5月号に前倒しされると予想します。