イメモ落選
ニコラ6月号では、2022年度のイメモ&役職が発表されました。
”若手女優”として絶賛売り出し中の凛美ちゃんは、副会長に選出されたものの、残念ながらイメモになることはできませんでした。
それにしても、なぜ凛美ちゃんはイメモから外れたのでしょうか。今日は、落選の理由を考えます。
兼任が基本
そもそも、役職とイメモは兼任するのが一般的なパターンです。
過去の実例から見ても、会長と副会長は、それぞれレピピかピンクラテのどちらかを担当することが多くなってます。
なもので、今回の凛美ちゃんのように、副会長に就任する一方、イメモになれなかったというケースは、2019年度の濵尾咲綺ちゃん以来となり、実にニコラ史上2人目という珍しさだったりするのです。
イメモの特性
では、そんな”イメモ無し/副会長専任”という2人の共通点は何でしょうか。
するとそこには、イメモというお仕事の特性として、最も大切な”見栄え”(スタイル&身長)が大きく関わっていることが見えてきます。
見栄え重視とは?
具体的にどういうことか。以下の「歴代イメモ就任時身長一覧」を見て下さい。
これは、ニコラにおけるイメモ3大ブランド体制が確立した2014年度以降の、各ブランドの全てのイメモにつき、就任時(高1の5月/6月号)の身長をまとめたものです。
今回、新たに発表された2022年度のイメモである関谷瑠紀ちゃんたち3人も加え、最新版としました。
イメモ就任時身長一覧
160cmの壁
この通り、2021年度までに就任したイメモ23人のうち、なんと香音さんを除く全員が、就任時の身長は160cm以上だったのです。
この点については、イメモ予想の際「身長160cmの壁」として、すでにまとめていますので、興味のある人や、まだ読んでないという人はちょっと読んでみて下さい。
150台が2人
ちなみに、今年はイメモは身長的にどうだったのでしょうか。
すると、ラテの瑠紀ちゃんの163cmはいいとして、レピピの高比良由菜ちゃんは159.5cmと、わずかに160台に届かず。
さらには、ラブトキの宮本和奏ちゃんも159cmということで、香音さん以来、5年ぶりに150台のイメモが誕生したことになります。
美脚企画
しかしこれについては、何ら驚くべきことでも、意外なことでもありません。
去年のニコラを持っている人は、ちょっと2021年11月号を本棚から引っ張り出し、36&37ページを開いてみて下さい。
そこには、美脚モランキング企画として、編集部公認「脚のキレイなニコモ」の上位6人が発表されています。
ランキング
「去年のニコラなんて持っていない」という人のために改めて順位を書き出すと、ランキングはこうなっています。
由菜ちゃんが1位
よく編集部が佐藤菜月海ちゃんをはじめとする身長が低めのコにつき、そのスタイルをほめる際、「バランスが良い」「手足が長くて顔が小さい」といった言い回しを使いますが、まさにその通り。
当時158.5cmだった由菜ちゃんは、なんとあの林芽亜里ちゃんを抑えて第1位となっているし、当時159cmの和奏ちゃんも5位に入賞している点、たとえ150台でも、見栄え・スタイルは十分にカバーできるのです。
バランス重視
加えて何より、イメモは基本”ひとりのお仕事”です。ニコラ誌面の各ブランドページはもちろん、ポスターやカタログに使われるのも、ひとりだけで写った写真であり、隣のコと比較されることがありません。
だからこそ、多少身長が低くても、細くて小顔でスタイルのバランスが良ければ、まったく不利にならないというわけです。
150台ながら、由菜ちゃんが最上位格であるレピピのイメモになれたのも、人気はもちろんのこと、小顔さ&バランスの良さが評価されてのことといえそうです。
凛美ちゃんの場合
以上まとめると、イメモは「身長160cmが基本」であるものの、たとえ160に届かなくても、「美脚・小顔・細さ」というスタイル面での加点があれば問題なしといったところ。
この点、凛美ちゃんはどうだったかといえば、身長は157cmということで、同じ150台でも由菜ちゃん&和奏ちゃんより2cmほど低く、かつ、例の美脚ランキングは圏外です。
本人も「一時期、ちょっと太った」「ふくらはぎが気になる」など、気にしているように、スタイル面ではやや不安アリだったりします。
咲綺ちゃんの場合
また、凛美ちゃん同様に、副会長として初となるメモ落選を経験した咲綺ちゃんについても、まさに同じパターンです。
咲綺ちゃんの場合、イメモ落選当時の身長は159cmであり、ギリギリ160に届いていなかったうえ、なにより、ニコモデビュー早々に「ダイエット企画」に呼ばれたり、中2の時には「ムチムチ黒だぬき脱出企画」に呼ばれたりと、そのキャラ&編集部による位置づけは、推して知るべし。
言ってしまえば、凛美ちゃんも、咲綺ちゃんも、イメモから落ちるべくして落ちたというわけです。
適材適所
とはいえ、凛美ちゃんの本業はあくまで女優さん。当面の最大目標も「朝ドラヒロイン」ですので、そこは細すぎる必要も、完璧な美脚である必要も、それほど求められてはいないわけで。
咲綺ちゃんも、ニコラ卒業後、間もなく事務所を移籍し、心機一転。今は、CMや映画、舞台で活躍しています。
ということで、要は適材適所です。凛美ちゃんには今後、ニコラ副会長として、さらには出演中のドラマ日曜劇場「マイファミリー」が話題となっているように女優として、大きな活躍が期待されます。