晴れ着表紙
ニコラ2月号の表紙には、これが初表紙となる近藤結良ちゃんが登場し、読者の間でいろいろと物議をかもしています。
実際、なぜ1年を通じて最も価値があるとされる晴れ着表紙に、かいあきはともかく、結良ちゃんが選ばれたのか?
今日は、読者からの批判の声を承知の上であえて編集部が結良ちゃんを表紙に加えた真の意味について考えます。
過去のケース
まずは過去、今回の結良ちゃんのように初表紙が晴れ着(2月号)だったというケースがどのくらいあるのか確認します。
そこで、以下の「歴代2月号の表紙モデル一覧」を見て下さい。
これは、過去10年分。2013年から2022年まで、それぞれ2月号の表紙モデルをまとめたものです。
一覧の見方
「モデル名」欄の横の”(初)”は、それが初表紙だったことを表します。
また、「現/その後」欄には、晴れ表紙になった時点で、そのコが現役の役職持ち・イメモである場合は”現”を。将来的に役職・イメモに就任する場合は”⇒”を付けています。
歴代晴れ着表紙リスト
トップモデル限定
最初に触れた通り、晴れ着表紙というのは、ニコラの表紙の中でも別格の位置づけとされています。
通常の衣装と異なり、晴れ着にはお金と時間がかかる上、発売の時期的には新年を迎える”お正月号”ということから、原則として表紙には役職・イメモ級や次世代エースの登場が定番となっているのです。
実際、上の一覧を見ると、2月号の表紙モデルのほとんどが、役職持ちやイメモであることが分かると思います。
10年で3人だけ
他方、そんな風に表紙を何度も経験しているトップモデルたちに混じり、この晴れ着が初表紙だったというケースはどうか。
ここで、一覧中の赤枠で囲ったコに注目してみて下さい。
するとこの通り。過去10年において、2020年の南沙良さん、さらには2022年の凛美ちゃん&宮本和奏ちゃんのたった3人しかいないことが分かります。
3人のその後
当然ながら、この3人は晴れ着が初表紙ですので、表紙になった当時の学年は中3ということになります。
では、3人のその後はどうなったでしょうか。
そこは表中にあるように、南さんと和奏ちゃんがラブトキのイメモに。凛美ちゃんは副会長に就任することになりました。
駆け込み表紙
要は、「駆け込み」「滑り込み」。
もしくは、表紙ゼロの状態でイメモや役職になったとしても説得力がないから、そのための「箔付け」と言っていいかもしれません。
もう、間もなく役職・イメモが発表される、中3の終わりというギリギリの時期に、それも晴れ着という重要な号で初めて表紙になった場合、必ず何らかのポストが保証されるというわけです。
共通点
もっと言えば、この”初表紙が晴れ着”であった3人には共通点があります。
南さんと凛美ちゃんは、まさに中3のとき、いよいよ女優として売れかかって来たところ。
だったら、イメモや役職に引き上げなくてはもったいない、というか、ニコラのピーアールのためには是が非でも押し込みたい。
また、和奏ちゃんだって、レプロの強力な”推し”により「私の卒業」プロジェクト3期の発足当初はトップ扱いでした。(結果的にメインキャスト7人から落選という赤っ恥)
結良ちゃんの推し方
これに倣えば、結良ちゃんも女優系でこそありませんが、編集部が推している事実は疑いのないところ。
そもそも推すつもりがなければ、2月号(晴れ着)という重要な号で表紙にするはずがありません。
であるなら、編集部は結良ちゃんをどう推していくつもりなのか。結良ちゃんの最高学年としての活躍の場をどう描いているのか。
結良ちゃん副会長説
この点、イメモに関しては高橋快空ちゃんと近藤藍月ちゃんのツートップに、足川結珠ちゃん、佐藤菜月海ちゃん、池端杏慈ちゃんといった、実績&人気の裏付けがある強力なライバルがいるので、さすがに無理筋。
となると、残るは凛美ちゃん同様、イメモ無しの副会長専任コースしかありません。
副会長の役割
思えば、初代副会長濵尾咲綺ちゃんも、イメモなしで副会長単独でした。
咲綺ちゃんは、持ち前のコミュ力を使って、編集部とニコモとの意思疎通を促進する役割が期待されての抜擢とされています。
そう考えると、結良ちゃんも子役出身として芸能活動歴が長い点、同様の役割が期待されることになるのではないでしょうか。
役職予想の結論
改めて整理すると、2月号の晴れ着表紙はトップモデルの特権です。
そこに、ごくまれに明らかに格落ちと思われる初表紙のコが加わった場合、それは編集部が強引に役職・イメモに押し込むサインに他なりません。
ということで、役職予想の結論です。2023年度ニコラ生徒会は会長が快空ちゃん、副会長が結良ちゃんという体制になると予想します。