最新の部数
今月2日、日本雑誌協会のホームページにて、各雑誌の最新部数が発表されました。
今回のデータは、2021年7月1日~9月30日までに発売された雑誌の1号当りの平均部数。
一般的にコロナの影響やネットの普及により、休刊となる雑誌も多い中、ニコラの部数はどう変化したでしょうか。
ニコラ部数の推移
過去最低を更新
ニコラの最新部数は13万2,383部。グラフからも明らかなように、過去最低だった前回(2021年4月~6月)の13万5,187部をさらに下回る結果となっています。
今回、最低記録を更新し、いよいよ12万台への陥落も視野に入ってきました。
もちろん「過去最低」とは、1996年の創刊時から、ある程度ニコラが軌道に乗るまでの期間を除いた2000年代以降のおおよそ20年を言います。
踏みとどまった?
とはいえ、暗い話ばかりではありません。ついこの間、セブンティーンが紙での発行を止めたように、そもそも今はどの雑誌も売れなくなっている時代。
ニコラについて見れば、一気に3万部近くを減らした前々回(1月~3月)や、6,000減らした前回(4月~6月)と比べ、なんとか今回は3,000弱のマイナスに踏みとどまったと捉えることもできるのです。
コロナの影響
そして何より大きいのが、ようやくコロナが落ち着きつつあり、人の移動ができるようになってきたということ。
グラフにあるように、ニコラの部数が急激に減った時期は、実はコロナの拡大と全く軌を一にしているのです。
実際、ちょっと前に編集長が「ニコラの売り上げはショッピングモール内の本屋さんが最も大きい」と言っていたように、移動制限こそ最大の敵だったわけです。