三月の転校生

中学生雑誌ニコラに関する考察

【公式愛称】ニコラモデルのニックネームはどう決まる?

異例の愛称

ニコラ12月号では、29期オーデに合格した新モちゃんのお披露目とともに、それぞれの公式ニックネームも発表されました。

中でも、葵かんなちゃんが《かんかん》、大森ひかるちゃんが《ひーちゃん》となったことには、古い読者であればあるほど、驚いたのではないでしょうか。

そこで今日は、なぜ2人の愛称が異例といえるのか、ニコラモデルのニックネームの決まり方について見ていきます。


基本パターン

野澤しおりちゃんたち新モ5人を除いた、現役22人のニックネームを確認するため、ちょっと12月号の巻末「撮影日記」を開いてください。

ここには、91ページから93ページの下段を使って、全ニコモの簡単なプロフィールが掲載されているわけですが、それぞれの顔写真の左上に、ニコモとしての呼び名である《公式ニックネーム》が掲載されています。

で、これをざっと眺めてみると、最初の伊藤沙音ちゃんから、大月美空ちゃんまで、22人全員が全員《下の名前×カタカナ》となっていることが分かると思います。

下の名前×カタカナ

伊藤沙音ちゃんなら《シャノン》。大月美空ちゃんなら《ミク》といった風に、これが基本形。

要は、ニコモになると何の捻りも無いニックネームが、機械的に与えられることになっているのです。

しかもこれは、沙音ちゃんや美空ちゃんのように、芸能活動経験が無いため、当然ながら公のニックネームも無かった一般応募のコに限られません。

プチ時代から改名

進級組だと、ニコプチ時代の公式愛称が《あんにゃ》だった星乃あんなちゃんも、それをニコラでは使用できず、ニコモとしてのニックネームは《アンナ》に変更。

同様に、プチ時代は《クロちゃん》の呼び名で定着していた黒坂莉那さんですら、ニコラ進級後は《リナ》に強制改名されているのです。

また、工藤唯愛ちゃんの場合、僕青としての公式ニックネームは平仮名で《ゆあ》ですが、ニコラでは《ユア》とカタカナ表記になっています。


例外パターン

こうして、たとえプチ時代に使用実績があり、読者に定着したニックネームでも、それをニコラに持ち込むことは、決してできなかったりするのです。

ただし、これには唯一の例外があって、それが下の名前が同じ現役ニコモがいる場合です。

たとえば、2020年に進級してきた高比良由菜ちゃんのニコモとしてのニックネームは《ゆなな》だったわけですが、それは加入に同名の《ユナ》を名乗る先輩モデル吉岡優奈ちゃんがいたから。

また、2018年のオーデに合格した加藤咲希さんの場合も、加入時すでに同じ《サキ》を名乗る先輩モデル濵尾咲綺さんがいたため、例外的に《かとぅ》となっています。

例外ニックネーム一覧

2025 葵かんな
大森ひかる
⇒かんかん
⇒ひーちゃん
2020 高比良由菜 ⇒ゆなな
2018 加藤咲希 ⇒かとぅ
2015 駒井蓮
藤本リリー
⇒こまいちゃん
⇒リリ
2013 清水凜花 ⇒みずりん
2012 大谷凜香 ⇒りんりん
2009 泉はる
松井愛
⇒ハルピー
⇒まついちゃん
2008 野中葵 ⇒アオ
2007 川口春奈 ⇒ハルル
2005 野崎夏帆 ⇒のっさん
2003 虎南有香
小林涼子
⇒コナン
⇒リョーコ
2002 森脇ゆか ⇒モンチ
2001 日笠麗奈
新垣結衣
⇒レナ姐
⇒ガッキー


ニコガはOK

ということで、名前が被る先輩がいないのに、基本形にならなかった今回の《かんかん》と《ひーちゃん》が、かなり特殊なケースであることが分かってもらえたと思います。

この点、もちろん2人がニコラガールズ出身だからこその例外といえ、ニコガとしてのニックネームはそのまま継続OKという新たな基準が示されたと解釈できます。

であれば来年、末永ひなたちゃんの進級が確実視されるところ、プチモとしての愛称《ヒナちゃん》は、どうなるか。

プチからも解禁?

そもそも、ひなたちゃんの公式愛称《ヒナちゃん》は、小3でニコプチに合格以来、4年近くずっと使い続けているニックネームです。

すっかり定着しているわけで、これが進級を機に《ヒナタ》になるのは、むしろ不自然。

そこで、今回ニコガからの継続がOKになったのだから、そろそろニコプチからのニックネームの持ち込みも解禁していいのではないでしょうか。