最新部数
先週、日本雑誌協会のサイトにて、同協会に加盟する《251誌》について、最新の印刷部数が公表されました。
今回の公表の対象期間は、2024年7月1日~9月30日の間に発売された各雑誌1号あたりの平均印刷部数。
今日のタイトルに「失敗」と書いた通り、私たちニコ読にとって驚くべき結果となりました。
ニコラ×プチ部数推移
史上初の5万割れ
ということで、この通り。ニコラの最新部数は《48,800》となり、創刊以来はじめての5万割れとなりました。
しかも、前期(4~6月期)からマイナス《11,700》と、1万以上も減少。
そのため、前期で史上初めてニコ☆プチに抜かされたニコラですが、今期のプチが微減で踏みとどまったため、早くも《8,300》というけっこうな差を付けられてしまったのです。
コロナ期に匹敵
それにしても、グラフの急降下からも分かるように、前期比1万超減は大きな誤算。
なにしろ、こうしてたった3ヶ月で1万人以上の読者を失うのは、実はコロナ期のレベルに近いのです。
2000年の春、第一波による行動制限で学校がお休みになった2020年4~6月期の減少幅が《18,000》でした。
読者離れの要因
それが今回、そもそも何ら読者がニコラを買いずらい《環境的要因》がないにも関わらず、1万を超えて減らしてしまった。
もう明らかに、ニコラの《内的要因》、つまりは編集部の方針が読者から嫌われたことの結果に他なりません。
では、具体的にどんな変化が読者の離反を招いたのでしょうか。
イメモ制度改悪
この点、うちのサイトでその都度、指摘してきましたが、第1にイメモ制度の大変革があげられます。
本来、最高学年から選ばれるべきイメモですが、今年に限って有坂心花ちゃんたち高1をすっ飛ばし、中3の星乃あんなちゃん&中2の松尾そのまちゃんを選出した。
このことは、外仕事の面では劣るものの、ニコ読からの支持は圧倒的であるはなたばを推す読者を大きく失望させました。
卒モ表紙の廃止
第2に、20年近く続いていきた、ニコラ伝統の卒モ全員表紙を廃止した。
卒業号といえば、同学年全員で表紙になるということで、それまで表紙ゼロだったコの最後の晴れ舞台。
編集長は、そんな《推し》の初表紙を楽しみにしていた読者の期待を裏切ったのです。
外仕事路線は失敗か
その他、《はなたば》でさえやっていないピン表紙に当時表紙ゼロだったそのまちゃんを強引に抜擢したり、副会長の役職を廃止したり、伝統の晴れ着表紙を廃止したり、告知なしでイキナリ定価を値上げしたりするなど、数えると切りがありません。
そして、これら一連の読者が嫌う制度変更の多くが、現編集長による偏った外仕事重視の姿勢にありそうです。