三月の転校生

中学生雑誌nicolaに関する日記

【落選救済】ニコラガールズは誰得か?

救済制度

きのう書いた通り、28期オーデのファイナリストさん達に、結果が通知される期間となりました。

残念ながら落選となった場合、今年から新たに「ニコラガールズ」として救済される制度が誕生しています。

そこで今日は、この新制度導入によって【落選者】【読者】【編集部】のうち、最も得をするのは誰かについて考えます。


落選者

まずは、直接の当事者である【落選者】の立場から、ニコラガールズの効用を見ています。

当然ながら、「落ちた」オーデにおいて、希望者全員が専属の読モとして1年間契約できるというのは朗報です。

特に、ニコラ愛が強く、どうしてもニコモになりたいという人については、1年間、読モとしてがんばることで、来年のリベジンに夢をつなぐことができるわけです。

メリット

具体的な効用としては、「ファイナリストとして獲得したファンの維持」と「新たなファンの獲得」、そして「編集部による実績評価」があげられます。

要は、ニコラの読モとして活動を続けることは、編集部へのアピールになるし、なにより、今回の読者投票で投票してくれた人をつなぎとめることができる。

さらには、活動を通じて新たなファンも獲得でき、来年のオーデに再挑戦しファイナリストに進んだ際、読者投票で確実に有利になることは間違いありません。

デメリット

ただしデメリットもあります。それが「専属契約」であるという点です。

現時点ではハッキリしませんが、たとえ活躍の機会がわずかしか与えられなくとも、契約期間中は基本的にライバル誌のお仕事はNG。

つまり、ミスセブンティーンや、その他モデル系オーデは一切受けることができなくなりますので、注意が必要です。

読者の立場

一方、ニコラガールズという制度を読者の立場から見てみると、これはもうメリットのみといえます。

たとえば、ニコラと同様に、オーデでファイナリスト公開審査制を採用するミスSTの場合、自分が投票した”推し”が落選すると、それっきり。

もちろん、事務所に所属している落選者や、個人でSNSをやっている落選者であれば、ある程度そのまま追っていくことはできますが、それでも推し続けるのはなかなか難しくなります。

メリット

対して、ニコラガールズの場合、そこは編集部がしっかり専属契約で縛ってくれますので、1年間は確実に見続けることができる。

せっかく見つけた”推し”、せっかく自分が投票したコを、継続して応援できるのは、読者にとって何よりうれしいことといえるのではないでしょうか。

もちろん大前提として、落選者本人が専属読モ就任を選択した場合に限られるわけですが・・・。

編集部

最後は、編集部にとってのメリット、デメリットを考えます。

すでに見てきたように、編集部が落選者をニコガとして採用するメリットは、「落選者の囲い込み」と「読者のつなぎとめ」ができる点です。

前者については、とくに【1年契約】というのがポイント。

今年の場合、10月からの1年契約ということで、どうあがいても来年のミスST2025に応募することは不可能となり、他誌への流出を防ぐことができるわけです。

メリット

一方、後者については、これも繰り返しになりますが、推しを応援し続けることができる環境を用意することで、読者離れを食い止めることができる。

そもそもファイナリスト18人中、受かるのはせいぜい5人前後ですので、残る多くの候補は落ちることになります。

そこで「○○ちゃんが落ちたなら、もうニコラは買わない!」と言い出す読者に対し、「安心して下さい。○○ちゃんは読モとしてがんばってもらいます」。

デメリット

こうして、読者の離脱を最小限に抑えることができるのです。

なお、編集部にとってのデメリットについてですが、そこは金銭的なこと。

いくら読モとはいえ、事務所が絡むプロのモデルさんを対象とした専属契約ですので、出演料が発生することくらいでしょうか。

ホンキ度が試される

以上まとめると、専属読モ制度は、原則として【落選者】【読者】【編集部】にとって、それぞれにメリットがいっぱいです。

唯一のデメリットとしては、落選者が「ニコラに縛られる」という点がありますが、そこはニコラ愛があれば問題ナシ。

むしろ、ホンキでニコモになりたいのか、ふるいにかけられるようなものかもしれません。

新制度の成否

ということで、あとは落選者のうちいったい何人がニコガとしての採用を希望し、何人が辞退するのか。

新制度の成否は、編集部が専属読モ制度について丁寧に説明し、少しでも多くの落選者をニコガとしてつなぎとめることができるかどうかにかかってくるといえそうです。

《ニコラガールズ解説三部作》