三月の転校生

中学生雑誌nicolaに関する日記

【プチモオーデの闇】ニコラにあってニコプチに無いもの

応募総数

プチモオーデの応募数は、関谷瑠紀ちゃんたちが受かった2017年の【8637人】が最多記録となります。

しかし、それを頂点に以後は下がり続け、去年は最盛期の半分以下となる【4322人】まで落ち込んでしまいました。

いくら間にコロナがあったとはいえ、さすがにわずか6年で半減というのは他誌オーデにはない現象です。

そこで今日は、プチモオーデ人気急落の裏に潜む”理由”について考えます。


応募者の不審

プチモオーデの応募総数が減り続ける理由をひとことで言えば、「一般応募が受からないから」に他なりません。

毎年合格するのは事務所に所属するコばかり。全合格者に占める一般応募の割合は、各年【1人~2人】がせいぜいです。


不審の根源

とはいえ特にニコプチの場合、実際に応募用紙を書いたり、写真を撮ったりとお膳立てし、応募を主導するのは、娘を芸能デビューさせたい熱心なお母さんであることが多く、そもそも一般応募が不利である等、そこらへんの事情は十分織り込み済み。

実は、それ以上に不審を抱かれているのがプチモオーデの応募用紙には、本来、絶対にあるべき記入欄が無いことだったりするのです。

間違い探し

そこで、以下に「ニコプチ」「ニコラ」「セブンティーン」それぞれのオーデの応募用紙を掲載します。

応募条件は「事務所に所属していてもOK」「居住地・国籍不問」が共通で、「応募可能学年」と「身長制限」のみ異なります。

さて、ニコラとSTにあって、プチだけに無い”超重要な記入欄”とはいったい何でしょう?

ニコプチオーデ



ミスセブンティーン



ニコラオーデ



答え合わせ

ニコラとSTには当然ある、赤枠で囲った所属事務所に関する記入欄が、ニコプチにだけ無いことが分かると思います。

これでは、プチモオーデに応募する際、事務所に所属している人はどうしたらいいのか。記入欄がない以上、一般応募を装うしかないのか。

他方、編集部は、書類審査で合格を出す場合、そのコの家に電話してみて、初めて事務所に所属していることを知るとでもいうのか。

極めて不自然

そんなワケないことは、小学生のプチ読はともかく、応募を主導する親のほうはとっくにお見通し。

そもそも、プチモオーデのルールには「事務所に所属している人も応募可能」「応募の際は事務所に許可を取ってね」とありながら、応募用紙に事務所に関する記入欄が一切ないのは不自然以外の何ものでもありません。

事務所名はもちろん、担当者名も連絡先も書く場所がないのですから。

別口で審査?

よって、事務所所属者には秘密裏に専用の応募用紙が配布されている可能性や、別枠で審査されている可能性くらい、容易に想像できるというわけです。

ちなみに、2015年に休刊したピチレモンの専属モデルオーデの応募用紙についても、誌面に付いてくる「通常版」と、裏で事務所に配布された「所属者版」の2種類あったことが明らかになっています。

編集部がすべきこと

ということで、実際に専用のウラ応募用紙があろうと無かろうと、とにかくまずニコプチ編集部がすべきことは以下の二択。

来年のオーデから、ニコラやSTに倣い、たとえ嘘でもいい(?)ので、事務所に関する記入欄を作ること。

もしくは、「この応募用紙は一般応募専用です」と注釈をつけた上で、正直に「所属応募と一般応募とは完全に別口で審査しているが、一般からも各回必ず合格者は出している。文句あるか!」と開き直ること。

そろそろ応募用紙の不備を隠す気がない現在の中途半端な状態こそが、最も読者に不審を与えていることに気づくべきではないでしょうか。