締め切り
本日6月15日の23時00分をもって、28期ニコラモデルオーディションの応募が締め切られました。
そんなニコラのオーデといえば、セブンティーンやニコプチと比べ2倍から3倍の応募があることで知られています。
では、なぜニコラだけが突出して応募総数が多くなっているのか。今日は、その理由を考えます。
データの見方
まずは、3誌のオーディションの最新の応募総数を確認するため、以下のグラフと一覧表を見てください。
これは、ニコラオーデ、ニコプチオーデ、ミスセブンティーンそれぞれにつき、過去5年分の応募総数の推移をまとめたものです。
なお、今年の分は募集中、または選考中であり、最終的な結果が出ていないため、データは2019年から2023年にかけての5年分となります。
応募総数の推移


ニコラが人気の理由
ということでこの通り。最初に書いたように、ニコラの応募総数が、他の2誌よりも圧倒的に多いことが分かります。
ここ5年を平均すると、プチは【5000】前後、STは【3000】前後であるのに対し、ニコラは少なくとも2022年までは常に【1万】を超えていたのです。
では、この差は何なのか。どうしてニコラのオーデはこんなに人気があるのでしょうか。
応募資格の差
実は、答えは単純です。応募資格として事務所に所属している人も応募できるかどうかの違いとなります。
具体的には、プチ・STともに、オーデ創設以来ずっと、もちろん現在も「事務所に所属している人も応募可能」となっています。
一方のニコラは、一貫して「応募時、事務所に所属していないこと」が条件となっていました。
グラフの見方
要は、一般応募の受かりやすさです。以下の円グラフを見て下さい。
これは、過去5年の3誌それぞれのオーデ合格者につき、応募時の事務所所属・無所属の比率をまとめたものです。
一般応募から合格したコは赤で、事務所に所属した状態で合格したコは緑で、色を塗ってあります。
各オーデ合格者の所属状況

プチの場合
たとえばニコプチのオーデ合格者は、ほぼ決まって毎年7割から8割が、すでに事務所に所属するコ。
そのため、一般応募による合格は、2020年の星名ハルハちゃん、2021年の葉山若奈ちゃんら、ごく少数となっています。
まあこの点、そんな狭き門を突破して一般から合格するようなコは、2人のようにすぐに人気が出て、ニコラに進級できる確率も高くなっています。
STは一般合格ゼロ
「合格枠の7~8割がプロ・セミプロ」というプチモオーデも、それだけで十分えげつないですが、セブンティーンはもっと露骨。
なんと過去5年。ただの1人も一般応募による合格者は出ていないのです。
さすがにこんな現実を突きつけられると、一般のコは応募しようという気が失せるというもの。
だからこそ、ミスSTの応募総数は、3誌の中でも最も少なくなっているのです。
⇒参考:歴代ミスST合格一覧
ニコラの場合
そこで、ニコラの応募総数の推移に注目してください。
円グラフにもある通り、ニコラのオーデは2022年に事務所所属者に開放され、史上はじめて一般vs.所属者の混合戦となりました。
一般応募が受からない
ところが、事務所応募が解禁されて2回目となる2023年は、【一般組】からの合格が、早くも十文字陽菜ちゃんだけとなってしまいます。
これにより、【一般組】と【所属組】の割合が、あっという間に大逆転。
所属者による合格枠の占有率が【75%】となり、早くもニコプチオーデ並みになったのです。
ニコラ激減
この点、賢い読者さんたちは、2022年の【一般:プロ】の比率が【2・2】となった時点で、すでに察知していた模様。
改めて、応募総数の推移を表したグラフを見てもらうと分かりますが、2022年から2023年にかけて、ニコラの応募総数が一気に【3000】近く激減しているのです。
もちろんこれは、ひとえに「一般応募が受からない」という認識が、応募者(読者)に浸透してきたことの表れに他なりません。
もっと減る
であれば、ちょうど本日、応募が締め切られた今年のオーデ。
前回の27期では、一般合格が陽菜ちゃんのみという厳しい結果となったことで、さらに応募総数が減ってくるのは間違いなさそうです。
さすがに今年イキナリとはいいませんが、おそらく今後数年かけて、ニコラオーデの応募総数は、少なくともニコプチ並みの【5000】前後まで下がるのではないでしょうか。