三月の転校生

中学生雑誌nicolaに関する日記

【持込NG】ニコモの呼び名の決まり方

呼び名

今年の進級モが、1番最初に発表されたのは、ニコプチ6月号に掲載されたニコラの広告ページでした。

その中で気になったのは、星乃あんなちゃんについてのみ【ニコラでは「アンナ」って呼んでね~】と編集部による注釈コメントがあったこと。

実際、ニコラ6月号の誌面で、あんなちゃんのニコモとしての呼び名は「あんにゃ」ではなく「アンナ」となっています。

ではなぜ、せっかく定着していた呼び方が変わったのか。今日は、ニコモの呼び名の決まり方について解説します。


基本ルール

ニコラでは、それぞれのモデルの呼び名につき、原則として下の名前をカタカナにしたものと決まっています。

たとえば、高橋快空ちゃんは「カイラ」。足川結珠ちゃんは「ユズ」と言った感じで、まあ面白みがないといえばその通りですが、もうずっと昔からこのルールでやっているのです。

例外ケース

しかし、たまたま今の現役ニコモには誰もいませんが、例外的に”特別な呼び名”が与えられるケースもあります。

たとえば、ついこの間卒業したばかりである高比良由菜ちゃんの「ゆなな」。

また、おととし卒業した加藤咲希ちゃんの「かとぅ」がそれ。

では、こうしたひらがなの呼び名を持つニコモはどんなときに出現するのでしょうか。

名前が被る場合

するとこの点、答えは実に単純で、ニコモになった瞬間下の名前が自分と同じである先輩ニコモが存在する場合となります。

要は、呼び名が被ってしまうと、どっちがどっちだか区別がつかないから、便宜的に特別な名前を与えて区別するというわけです。

一覧の見方

それでは、先ほどの由菜ちゃんや咲希ちゃんのケースは、具体的にどんな先輩と名前が被ったのか。

そこで、以下のリストを見て下さい。

これは、とりあえず過去10年。誰と誰で名前が被り、どちらに特別な呼び名が与えられたのかを一覧にまとめたものとなります。

名前被りリスト



具体例

基本的に、加入時期が早いコが本来の呼称である「カタカナ名」を使用。後から入ったコが「特別な呼び名」を使用します。

たとえば、由菜ちゃんの場合はこう。中2でプチから進級して来た際、すでにオーデ小5合格という最年少でニコモになってた吉岡優奈ちゃんが「ユナ」を名乗っていたため、「ゆなな」となりました。

また、咲希ちゃんの場合も、オーデ合格時、すでに1コ上の先輩である濵尾咲綺ちゃんが「サキ」を名乗っていたため、「かとぅ」という変則ニックネームが与えられることになったのです。

リンカ被り

さらには、最も面白いのが久間田琳加さんをはじめとした「リンカ被り」のケース。

なんと2015年当時、下の名前が「リンカ」である現役ニコモが、まとめて4人も同時に存在したのです。

久間田さんに加え、ポケモンでお馴染みの大谷凜香さん、現在は芸能活動引退している清水凜花さん、そして現JELLY専属の藤本リリーさん(当時は本名の藤本林花美愛)。

けっきょく、そんな4人の中で最も古い久間田さんが「リンカ」を名乗り、他の3人はそれぞれ「りんりん」「みずりん」「リリ」とされました。

ニコプチの場合

一方、ニコプチには、ニコラのような呼び名にかんする厳格なルールは存在せず、極めて緩い運用がなされています。

実際、あんなちゃんのプチ加入時(2020年2月号)、すでに同姓同名同事務所の田中杏奈ちゃんは卒業(2019年6月号)していますので、同じ「アンナ」を名乗る先輩はいないのに、なぜか呼び名は「あんにゃ」。

去年、史上最年少の小3合格で話題となった末永ひなたちゃんも、同名の先輩はいないのに「ヒナちゃん」です。

同様に、黒坂莉那ちゃんについても、本人サイドの希望なのか、編集部が決めたのかは不明ですが、同名が不在にもかかわらず「クロちゃん」とされました。

持ち込みNG

しかし、当然ながらそんなニコプチルールは、ニコラでは通用しません。

冒頭で書いた通り、今回も「あんにゃ⇒アンナ」に変更されたし、2017年の進級である莉那ちゃんも「クロちゃん⇒リナ」と強制変更。

ニコプチから進級してくる際、たとえどんなに定着したニックネームがあったとしてもニコラへの持ち込みはお断りというわけです。

厳格に適用

さすがに、莉那ちゃんの呼び名である「クロちゃん」は、ニコ読はもちろん、当時の撮影日記にもあるように現役ニコモさえも「クロちゃんだ!」と呼んでいたくらい定着したものであったので、そのまま使用してもよかった気もしますが、「ダメなものはダメ(byニコラ編集部)」。

今回、あんなちゃんの「あんにゃ呼び」も持ち込みを認めなかったように、とにかく実績のある進級組であろうと誰であろうと同名の先輩がいるとき以外は断固NGという方針は変わりそうもありません。

ニコラでの厳格な呼び名ルールの適用は、今後も当分続いていきそうです。