◆新生徒会
2020年度のニコラ生徒会は、生徒会長に若林真帆ちゃん。副会長には小林花南が就任しました。
では、これから1年。マホカナ体制の新生徒会は、いったいどんな感じでニコモを引っ張っていくのでしょうか。
今日は、各年度の生徒会における会長vs副会長その他メンバーとの力関係を整理したうえで、今年度の生徒会の”タイプ”を分類してみます。
◆過去の生徒会長争い
まずは、以下に示す「生徒会長vs最大のライバル実績比較表」を見て下さい。
これは、今年プラス過去5年分、各年度ごとに最高学年のトップ争いの行方をまとめたものです。
最終的にトップの座に就いた「会長(部長)」を左側に。その最大のライバルとして、惜しくも会長の座を逃した「2番手」を右側に記入。
名前の下にあるカッコ内の数字は、それぞれ役職就任の直前となる中3の終わり(3月号)時点における表紙回数となります。
◆会長vs最大のライバル実績比較
※カッコ内の数字は中3終わり時点での表紙回数
◆2019年度の場合
去年の場合から見ていきます。当時、生徒会長候補の大本命だった白井杏奈ちゃんが、直前にダイエット企画に失敗。そこで、急激に人気を伸ばしてきていた黒坂莉那ちゃんとの一騎打ちとなりました。
実際、中3の終わり時点での表紙回数を見てみると、一覧表にある通り両者3回で全く均衡していたことが分かります、
◆2018年度の場合
続いては、おととしの場合。こちらも去年同様に、秋田汐梨ちゃんと、川床明日香ちゃんが人気的にも実績的にも横一線。
表紙回数もそれぞれ5回と高いレベルで拮抗していて、近年まれに見る大混戦とされていました。
で、けっきょくどうなったか。汐梨ちゃんと明日香ちゃんとが、それぞれイメモと生徒会長を専任という形で分け合うことになりました。
◆いずれも2強による対決
こうして、2016年度以降のトップ争いは、いずれの年も読者にはどっちが会長(部長)の座に就くのか、公式発表まで全くわからない状態が続いたことで、最後まで盛り上がったのです。
ところが一転。今年の高1世代はといえば、もはやかなり前から真帆ちゃん1強の無風状態だったわけです。
で、実際。こうして当然のように真帆ちゃんが生徒会長に収まったように、まあ順当といえば順当。
反面、読者の間で「私は○○ちゃん説」「私は□□ちゃん説」といったように、複数の候補が浮上する議論が湧き起こらなかった点、イマイチ盛り上がりに欠けたともいえそうです。
◆2015年度の場合
では、今年の真帆ちゃんによる生徒会は、過去のどんなタイプに近いといえるのでしょうか。
そこで、次に示す一覧を見て下さい。これは、最初に出したのと同じ表に、新たにトップと2番手との「距離」を書き入れた色付きバージョンとなります。
そして注目すべきは一番下の段。2015年度の欄に、ちょっと信じられないような数字が並んでいることに気づくと思います。
◆会長vsライバル(色付きバージョン)
◆単独エース
2015年度のニコラ部長を務めた高嶋芙佳さんの、中3終わり時点の表紙回数は驚異の11回。
対して、最大のライバルだった永野芽郁さんはもちろん、後に副会長に就任する中村里帆さんについても、それぞれ同時期の表紙回数はたった1回となっているのです。
◆今年の場合
さすがに、2015年度の「11対1」まで独走状態ではありませんが、現時点での真帆ちゃんと花南ちゃんの表紙回数も「6対2」。
真帆ちゃんにとって明確なライバルは不在といえ、この点、明らかに近年の”ライバル拮抗型”とは異なり、高嶋さん体制の2015年度に近いケースといえそうです。
◆権力集中型
いずれにせよ、今年のニコラ生徒会は、読者人気も実績も編集部評価も、すべてが会長に集まるという権力集中型。
おそらく来月発表されるイメモも、真帆ちゃんには最高位格のレピピか、もしくは会長御用達のラテのどちらかが割り当てられることになるはずです。
ということで、現時点での表紙回数6回は、歴代のトップと比べてもかなり優秀。高嶋さん以来5年ぶりに出現した本格派の単独エースである真帆ちゃんには、存分にリーダシップを発揮し、2020年度のニコラをグイグイ引っ張っていってほしいと思います。