三月の転校生

中学生雑誌nicolaに関する日記

これだけ違う!ニコプチ&ニコラの事務所構成比

専属モデルの所属事務所構成

f:id:GYOPI:20170402022519p:plain:right小学生雑誌ニコ☆プチと、中学生雑誌ニコラ。同じ出版社にして姉妹雑誌。お互いの誌面に、それぞれ最新号の広告を出し合うのはもちろん、ニコプチの卒業生から毎年1枠、ニコラへの進級制度まであるほどの蜜月っぷり。

そもそもニコプチは、「ニコラ増刊」として、ニコラの別冊扱いでスタートし、その後もしばらくはニコラ編集部が、ニコプチも一緒に制作していたため、編集方針から専属モデルの傾向、誌面の企画構成&作り方、オーデ制度、卒業制度にいたるまで、両誌の間に共通点が多いのは当然といえば当然です。

両誌の相違点

しかし、これだけ近しい関係にある両誌ですが、ただ1点。それぞれの現在の編集部と各芸能事務所との距離感だけは全く異なります。

具体的には、両誌の専属モデルが所属する芸能事務所の構成比が、驚くほど違っているのです。

ということで今日の三月の転校生では、ニコプチとニコラのモデルにつき、最新の所属事務所構成を比較しつつ、最終的には両誌のモデルを目指す人に向け、所属事務所の選び方のポイントもあげてみます。

専属モデル構成比

以下のグラフは、2017年の新年度スタート時点における両誌モデルの所属事務所の比率です。

ニコラは4月1日現在のもので、新高2の卒業に対応。ニコプチは4月22日現在のもので、同様に新中2の卒業に対応しています。

いずれも、4月発売号での新モちゃんの加入は無いという前提の下、作成してあります。

ニコプチの構成比

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ニコプチ⇒エイベックス

ニコプチで圧倒的な勢力を誇るのがエイベックス。なにしろ、現役プチモ15人中、実に5人もが同事務所に所属するのです。

プチモの3人に1人がエイベックス。ニコプチ11年の歴史の中で、1つの事務所にこれだけ偏るのは、もちろん初めてのこととなります。

ただし、単に「量」だけではありません。しっかりと「質」も伴っているのがすごいところ。

2017年度のエース確定とされる高田凛ちゃんを筆頭に、2番手安村真奈ちゃん。そして、プチモ史上ナンバーワンスタイルの夏目璃乃ちゃんの強力3枚看板に、新プチモで即戦力として期待される前田優衣ちゃんも。

ということで、今年のニコプチはどう転んでもエイベックス一色。ニコプチの浮沈は、エイベックス勢5人の肩にかかっているといえそうです。

ニコラの構成比

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ニコラ⇒アミューズ

対してニコラは、このようにアミューズが中心。20人中6人が所属ですので、占有率30%となり、これまたニコプチでいうエイベックス並みの割合です。

そもそもニコラのオーディションは事務所に所属しない一般応募限定であり、アミューズはその合格者の引き受けがメーン。

過去3年でみると、合格数が歴代オーデ史上最少の4人だった去年こそ、アミューズに所属したのは青井乃乃ちゃん1人だけでしたが、5人以上の合格者がいる場合、2人を採用しています。

一方で、今回新たに副部長に選任された清原果耶ちゃんは、顔みせで加入させている点も見逃せません。決してオーデのみに頼ることなく、バランスよく送り込んでいることが分かります。

ここから本題

ということで、以上両誌それぞれの最大事務所の傾向を確認したところで、いよいよ比較に入ります。

改めてグラフを見てください。先ほどと同じグラフですが、こんどはより比べやすいように、横に並べてみました。

また、両誌ともに専属モデルが存在する3つの事務所については、エイベックスを赤、スターダストを黄、ライジングをオレンジに塗り分けてあります。

ニコプチVSニコラ

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上位4つが全く違う!

グラフを見て真っ先に気づくのが、両誌人数の多い上位4つの事務所が全て異なっているという点です。

すでに書いたように、ニコプチはエイベックスが、ニコラはアミューズが、それぞれ圧倒的なシェアを誇り1位となっていますが、ニコプチにおけるアミューズはというとゼロ。

対するニコラのエイベックスもわずか1枠だけで、それもつい去年の終わり、約6年ぶりに復活したばかり。ちょうど先週の日記で取り上げた草野星華ちゃんによるものとなります(⇒参考:avex枠が復活)。

2位以下も同様

2位以下の状況もほぼ同様で、ニコプチでは同率2位である3つの有力事務所、サンミュージックエイジアプロモーションチャームキッズは、それぞれニコラにおいては完全にゼロ。

対してニコラの上位事務所であるレプロ、オスカー、スターダストも、ニコプチでは新モ藤村木音ちゃんのスターダストが1枠あるだけで、その他はゼロ。

もう、ここまで被らないかと感心するくらいキレイにスッパリすみわけがなされている印象です。

ちなみに現在は休刊となっている、両誌の中間ややニコラ寄りの読者層を想定したライバル誌ピチレモン(リニュ後は3コ上)ですら、その休刊直前でみるとオスカーを筆頭に、スターダスト&エイベックス&ライジング&東宝が上位5事務所でしたので、ニコプチ&ニコラともども、かなりの部分で重なっていることが分かります。

まとめ

ということで、たとえ姉妹誌であっても、少なくとも専属モデルの採用に関しては完全な別物であることが見えてきました。

その昔、現セブンティーン江野沢愛美ちゃんが、デビューのキッカケとなったエイベックスのオーディションを受けたとき、面接で「ピチモになりたい!」と猛アピール。で、所属決定後、無事に「顔みせ⇒ピチモ合格」とつながったのは有名な話。

もちろん、専属モデルになるには各誌のオーディションが王道ですが、ニコラのモデルになりたかったらニコラに強い事務所。ニコプチ狙いならばニコプチに強い事務所。

それぞれの編集部に対して「顔みせ」に強い事務所を選んで、所属オーデなり主催オーデなりを受けることから始めるのも1つの手かも知れません。