三月の転校生

中学生雑誌nicolaに関する日記

2015年オーデは一般応募組が有利な法則

一般応募で合格する確率

f:id:GYOPI:20150129005020p:plain:rightピチモオーディションと、ニコラのオーディションとで、最も異なる点といえば、何だと思いますか?

答えはもちろん、「事務所に所属している人が応募できるか、できないか」の違いです。

具体的にいうと、ピチレは基本的に誰でも応募でき、一方のニコラは事務所に所属している人は応募できないことになっています。

ということで、今日の三月の転校生では、ピチレ特有にして、最大の問題点とされる、ピチモオーディションの合格者に占める一般応募と事務所組の割合についてみていきます。

事務所に所属している人の合格占有率

f:id:GYOPI:20150129005143p:plain

グラフの解説

これは、過去10年、10回分のピチモオーディションについて、年別に、全合格者のうち「合格時、すでに事務所に入っていた人」の占める割合を表したものです。

ピチモオーディションは、「芸能活動経験のない一般の読者」と、「すでに事務所に所属している人」のどちらもが応募できることは、最初に書いた通りです。

では、合格者に占めるその割合は? 実際に、どっちが多く合格しているのか、どっちがより合格しやすいのでしょうか。

事務所組合格占有率の推移

そこで改めて、上のグラフを見てください。過去10回のピチモオーディションの合格者は、古い方からそれぞれ、4人、3人、3人、6人、4人、7人、4人、4人、4人、4人。全部で43人となります。

うち、事務所に入っている状態で応募した人は、同じく古い方から、1人(松井さやか)、1人(田中彩友美)、0人、1人(小川千菜美)、2人(勝呂玲羅黒田真友香)、3人(山口乃々華藤井千帆佐藤葵)、1人(関根莉子)、1人(福原遥)、0人、3人(岡田結実杉本愛莉鈴佐々木莉佳子)。

人数的にみると、ののちゃんたちが合格した2010年の3人が目立ちますが、これは合格者が7人もいた特殊な”大量合格回"であり、事務所占有率となると、50%を切っています。

2014年オーデは異常

一方で、去年のオーデでも事務所組が3人合格していますが、こちらは合格者数4人のうちの3人ですので、2010年とはその意味合いが全く異なります。

一般応募は黒川心ちゃんだけで、あとの残り3人は全員が事務所に所属し、芸能活動経験もあるコたち。

ということで、2014年の「事務所占有率」は、ピチモオーディション史上でダントツ最悪となる75%。グラフからも、同年だけが飛び抜けて高くなっていることが分かると思います。

中学生モデルの受け皿不足

で、この現象について、現在の中学生モデル事情を基に説明したのが、おととい更新した日記「中学生雑誌休刊の歴史と専属モデル移籍状況」となるわけです。

ちょっと簡単に振り返ると、「今から10年前、2004年時点では、中学生雑誌は6誌もあり、各誌を合わせた専属モデル総数も150人を超えていた。しかし、休刊が相次ぎ、結果として今も残るのは、ピチレとニコラの2誌のみで、専属モデルの総定数も54」

「自社の新人タレントを、まずは中学生モデルとして売り出したいと考える芸能事務所は多く、本来なら非オーデで押し込むべきところ、最近は、その非オーデ枠の減少に伴い、事務所所属者がオーデにも積極的に進出してきた」

「しかし、ニコラは、事務所に所属している人は応募できないため、応募が可能なピチレに殺到。結果、顔&スタイル抜群で、知名度&実績もある事務所組が、ピチレの合格枠を独占するようになる」といった感じです。

2015年は一般応募が有利な理由

では、そんな状況にあって、どうして今年のオーデでは一転、一般応募、つまりは、芸能活動経験のない普通の読者の応募こそが有利であるといえるのか。

それは、ひとえに「読者の声」によります。三月の転校生が日記で取り上げるまでもなく、編集部は読者の声に敏感です。

ネット上でのアンケートや、ピチレ会員のアンケート、読者開放日に、ブログへのコメント、そしてなにより、毎号の読者ハガキ。

それらから、2014年オーデの結果につき、いかに読者からの反発が大きいか、編集部も身をもって知ったはずです。となれば、さすがに「占有率75%は失敗だった」「やりすぎた」と感じているはずです。

もし、感じていなかったとしたら、もし、今年のオーデでも事務所組の合格枠が50%を超えるようなことになれば、明らかな読者無視。それこそ事務所のための、事務所所属者向けオーディションとなり、読者からの信頼を完全に失うことになります。

まとめ

ということで、常識的に考えれば、去年の75%という"やりすぎ"からの反動で、必ずや今年は一般の合格枠を増やしてきます。

最低3人。多くて4~5人。すると、一般枠3~5に対し、事務所枠は1~2。よって、計4~6人が今年の最終合格となると予想します。

であれば、これを利用しない手はありません。とくに、小4&小5の人で「来年応募しよう」「今年はまだ早い」なんて、悠長なことを言ってる人。せっかくの大チャンスを逃すのはもったいないですので、ちょっとでもピチモに興味があるなら、今年のオーデに必ず応募しましょう。