小学生vs.中学生
2023年のオーディションでは上妻美咲ちゃんが、2024年には佐々木花奈ちゃんがそれぞれ中3で合格しました。
こうして、応募上限ギリギリの中3合格が2年連続で出現したことは、読者の間で大きな話題となりました。
その反面、2022年合格の白尾留菜ちゃんを最後に、小学生の合格者は出ていません。
そこで今日は、現在のニコモオーデにおいて中学生が有利で、小学生は不利なのか。合格学年について考えます。
一覧の見方
以下の一覧を見てください。これは、第1回から第28回まで、ニコラモデルオーディションの全合格者について、合格した時の学年を一覧にまとめたものです。
2002年だけは例外的に、年に2度オーデが実施され、合格者おひろめも4月号と10月号でそれぞれ行われました。
そのため、前者については、応募時の学年と発表時の学年が異なることになりますが、当時の誌面での発表の通り《新年度の学年》としています。
中3合格
一覧にある通り、初めて中3の合格者が出現したのが2000年実施の第3回オーディションとなります。
ところが、このとき中3で合格者した望月みささん以降、2001年実施の第4回から、2022年実施の第26回まで、実に22年もの長期にわたり延々と中3合格ゼロが続きます。
こうして、読者の間でももはや《絶対に中3は受からない》といった認識が定着していたところ、23年ぶりに中3で合格したのが美咲ちゃんだったのです。
小学生合格
そして去年。またもや中3から花奈ちゃんが合格したことで、完全に流れが一変します。
2年連続で中3から合格者が出たため、主に中学生の応募者の間で《中3でも十分受かる》と歓迎される一方、低年齢の応募者の間では《小学生は受からない?》という不安の声が出てくるようになります。
実際、2008年実施の第12回で田中若葉さん&野中葵さんの2人が小学生で受かって以降、現役の白尾留菜ちゃんの2022年まで、15年連続で小学生が受かっていたところ、2023年&2024年と直近2回の小学生合格はゼロという事態になったのです。
ウラには編集長
要は、小学生を採用するのをやめ、代わりに、中3や中2の即戦力を積極的に採用する、合格者の対象年齢層の入替えが行われたということ。
そしてそれは、まさにちょうど2023年にニコラ編集長に就任した馬場編集長の方針であることは明らかです。
この点、うちのサイトでは、もう何度も何度も繰り返し指摘しているように、馬場編集長といえば《外仕事重視》《即戦力重視》。
高齢シフト
オーデにおいて、無名の一般応募のコを採用し、地道にコツコツ育成していくのではなく、手っとり早く松尾そのまちゃんや、梨里花ちゃんのような芸能活動経験者を優先して合格させる。
非公開オーデで、稲垣来泉ちゃんや工藤唯愛ちゃんといった女優やアイドルを採用する。
まさにその流れの一環として、オーデ合格者の高学年シフトがあるといえ、少なくとも現編集長の在任中、小学生による合格は相当厳しくなりそうです。
小学生の救済
なお、オーデから完全に小学生が排除されたのかといえば、もちろんそんなことはありません。
救済の道は残されていて、それが専属読モ「ニコラガールズ」の制度ということになります。
具体的には、小学生のファイナリストは、一気に最終合格させず、取りあえずニコガとして採用し、経験を積ませつつ本人の努力や読者の反応を見る。