事務所決め
ニコモオーディションに一般応募で合格した場合、まず最初にやるのは所属する事務所を決めること。
具体的には、編集部が紹介する複数の事務所に出向いて保護者と共に面接。将来的な希望に沿った所属先が選べることになっています。
ところが今年から、こうしたニコラ特有の手厚い事務所紹介ルールが、密かに変更されていたりするのです。
ルール変更
では、実際どう変わったのか。各年のオーデの募集要項に書かれている事務所に関するルールを、変更前と変更後とで比較してみましょう。
次の記述を見て下さい。これは、上段が去年までの所属ルールで、下段が今年の所属ルールです。
どんな風に変化したのか、自分の目で確認してみて下さい。
事務所ルール比較
グランプリ・ニコラガールズともに、事務所に所属されていない方は、編集部から紹介する芸能事務所と面接して、入る事務所を決めていただきます。(2024)
芸能事務所に所属されていないグランプリ受賞者には、芸能事務所を紹介します。(2025)
ニコガ排除
この通り、変更点は主に2つで、それぞれ下線を引っ張った部分が該当します。
第1に、去年は《グランプリ・ニコガ》となっていたのが、今年は《グランプリ受賞者》に限定されています。
要は、一般応募の人について合格者だけに事務所を紹介する。ニコガに選出されても、特に紹介はしないと言っているのです。
紹介するだけ
続いてもう1点。去年のルールでは《紹介する芸能事務所と面接して、事務所を決めていただきます》。
ところが今年になると、《芸能事務所を紹介します》と、明らかに表現が後退しています。
要は、去年までは、編集部が事務所を紹介した上で決まるところまで責任を持ったのに対し、今年はあくまで紹介するだけ。
所属できるかどうかは、面接の結果次第、本人次第というわけです。
合格者も年明け
この点、そもそも合格者である美空ちゃんですら、所属が発表されたのは、年が明けて3月1日という。
結果的に美空ちゃんは、オスカーへと所属が決まったわけですが、合格発表が11月1日でしたので、実に4カ月も要したことになります。
これが読モであるニコガになるとさらに顕著となり、それぞれの所属決定が長期化する傾向にあるのは言うまでもありません。
長期化
唯一、レピピ賞を受賞した髙野ここりちゃんのサンミュージック所属決定こそ2月1日付けではありましたが、その他はいずれも3月以降。
ニコガのエース格である結ちゃん&凛々愛ちゃんだって、それぞれツインプラネットとプラチナムに決まったのも、前者が3月、後者は4月になってからなのです。
なお、里菜ちゃんについては、現時点で《無所属》となっています。
長期戦不可避
ということで、これだけ長期化するなら、さすがに編集部として《必ず所属させる》と断言できないといったところ。
まるで投げ出すかのように、今年はルールを《紹介するだけ》《面接をセッティングするだけ》と改め、責任回避の予防線を張っているのです。
そんなわけで、今年のオーデに一般応募で合格となった人は、所属先の決定につきある程度の長期戦を覚悟しておいた方がいいかもしれません。