方針転換
ミスセブンティーン2024の最終候補に残った新潮社系は、なんと高橋快空ちゃんひとりだけという。
これまで、ニコプチ&ニコラ出身にあれだけ頼っておきながら、この急激すぎる手のひら返しは何なのか。
今日は、各年のファイナリストの出身母体を比較することで、新潮社系が突然干されるに至った理由を考えます。
一覧の見方
まずは、ファイナリストが【10人制】となったミスST2022以降の3年分、モデル系の最終候補につき、それぞれの出身雑誌を確認します。
そこで以下の「ミスSTファイナリスト一覧」を見て下さい。
これは過去、うちのサイトで作成した一覧に、今回新たに「出身雑誌」と「出版社名」を書き加えたものです。
2022ファイナリスト
2023ファイナリスト
自社系ゼロの謎
この通り、ミスST2022&2023ともにモデル系の最終候補は半分ほどいますが、そのうちセブンティーンを発行する集英社系は【ゼロ】。
代わりに、関谷瑠紀ちゃんや高比良由菜ちゃんをはじめとする新潮社系が合計【7】と突出。
その他、河村ここあさん(Cuugal)が角川系、佐藤不二子さん(キラピチ)が学研系、根岸実花さん(ちゃお)が小学館系で、それぞれ【1】となっています。
新潮社偏重
もう、これだけ見ても、最近のセブンティーンがどれだけ新潮社に依存していた分かるというものです。
ところが一転。先日発表されたばかりの「ミスST2024」のファイナリスト一覧を見て下さい。
以下の通り、新潮社系がニコラの快空ちゃん1枠だけに激減したうえ、その他のモデル系の出身母体にも大きな変化がありました。
2024ファイナリスト
集英社系の復権
ここにきて突然、集英社の発行するヤングジャンプが主催する「制コレ24」から稲光亜依さんが、さらには少女マンガ誌も「ちゃお」ではなく、これまた自社の発行する「りぼん」から希咲うみさんが、それぞれファイナリストに残ってきました。
要は、集英社系の復権。でも、それはそうでしょう。
集英社の立場に立ってみると、だいたい何の義理あってライバル社の発行する雑誌のモデルを毎年毎年、それも複数を採用しなくてはならないのか。
去年なんて、ファイナリスト【10人】のうち、新潮社系が【5人】だったわけで、そもそもが異常だったのです。
編集長が怒られた
そこで、そんな現状にいよいよ業を煮やした上層部から、古参の崎谷編集長の退任をきっかけに、新編集長に対し「いい加減にしろ! 自社系を残せ!」と、一声あったであろうことは容易に想像できるところです。
ともかく、今年のミスSTから、ついに新潮社偏重路線の修正が図られた。
新潮社系として、おそらく応募していた中山あやかちゃんや、川口莉奈さん、関屋伊織さんらにとってはまさにいい迷惑。路線変更のとばっちりを食ってしまったといえそうです。