三月の転校生

中学生雑誌nicolaに関する日記

【私服総選挙】いいね加点でも圏外のコ

総選挙ふり返り

ニコラ12月号では、ようやく「私服総選挙2023夏」の詳細な結果発表として、部門別に上位3人それぞれの”獲得票数””いいね加点”の内訳が掲載されました。

いいねボーナスの問題点については、すでに「出来レース説」でまとめたわけですが、改めて今回の発表を見て、ちょっと不思議に思ったことはありませんか?

今日は、ボーナスを獲得しながら入賞を逃したコについて見ていきます。


一覧の見方

まずは、今回初めて明かされた獲得ポイントの内訳から振り返ります。

以下の一覧を見てください。これは、12月号の8ページに掲載された投票数&いいね加点をまとめたものです。

誌面だと、それぞれバラバラに表記されていてとにかく見ずらいので、整理して一覧にしてみました。

ポイント一覧



加点ルール

とくにここでは、赤枠で囲ったボーナス加点に注目してみます。

これまた不可解なことに、今回の誌面でもハッキリとルール上の明示はありませんでしたが、部門ごとに「いいね1位=50pt」「同2位=40pt」「同3位=30pt」が、ボーナスとして加算されていることが分かります。

加点の状況

具体的には、「かわいい部門」の獲得いいね1位である伊藤沙音ちゃんと、「かっこいい部門」の同1位である川原美杏ちゃんに、それぞれ50pt。

「かわいい部門」の同2位だった小松崎ふたばちゃんには40pt。

そして、「かっこいい部門」の同3位吉本麗南ちゃんには30ptといった具合。

不思議に思った点

ですが、かわいい部門で30ptの加点(いいね3位)が誰だったのか不明だし、かっこいい部門で40ptの加算(いいね2位)もこれまた不明となっています。

誌面で発表されないとなると、そこは俄然気になるところ。

では、いいねボーナスを獲得しながら、総合結果で3位以内に入れなかった2人とは、いったい誰と誰だったのでしょうか。

一覧の見方

すると幸い、うちのサイトでは、すでにニコスナ上では削除されている対象の投稿につき、締め切り直前期の「いいね数」を調査・保存してあるので、さっそく確認してみましょう。

ただし、当時は詳しい加点ルールが示されていなかったこともアリ、まさか、いいねボーナスが部門別に割り当てられるとは思ってもなかったため、いいね数は一括で集計しています。

いいね獲得順位



ポイント加点も圏外は誰?

ということで、誌面では発表されなかった「かわいい部門いいね3位」と「かっこいい部門いいね2位」はこの通り。

前者が赤枠で囲った国本姫万里ちゃんで、3位相当分の30ptが加算。

後者は緑枠で囲った榎本月海ちゃんで、麗南ちゃんをギリ上回り、いいね獲得2位となったため、40ptが加算されました。

美杏ちゃん加点も及ばず3位

とはいえそれでも、姫万里ちゃん&月海ちゃんともに、いまいち読者投票が伸びず、総合成績では圏外となったわけです。

なお、いいね数が「error」となっているように、うちのPCのエラーで正確に取得できなかった美杏ちゃんですが、実際は最低でも1,200以上を獲得し、見事いいね数では部門1位だったことが分かります。

一方、同様にエラーだった池端杏慈ちゃんは、いいね獲得が4位以下だったということで、総合結果でも入賞は叶いませんでした。

沙音ちゃんの完全勝利

それにしても案の定、事前に予想された通りインスタ投稿の有無が勝負の決め手となりました。

さすがに、沙音ちゃんは読者投票で圧倒的な支持を集めたため、かわいい部門1位はもちろん、総合1位の逆転も不可能ですが、同部門2位については、加点ゼロの近藤藍月ちゃんが、もしインスタを投稿していたなら、ふたばちゃんを逆転していたかもしれません。

同様に、かっこいい部門でも、加点ゼロの足川結珠ちゃんと、1位の麗南ちゃんとの差はわずか13pt。こちらも、結珠ちゃんが投稿していたら、部門優勝まであったかもしれません。

とまあ仮定の話はともかく、今回はどう転んでも沙音ちゃんだけは完勝だったということで、とにかく沙音ちゃんの強さだけが目立った総選挙といえそうです。

編集部の課題

以上、私服総選挙2023夏の結果について、誌面では発表されなかったデータ含め、改めて詳しくまとめてみました。

編集部も、せっかく読者を巻き込んで大々的に総選挙を実施したんだから、やりっ放しではいけません。

単に結果だけを読者に見せるのではなく、今回うちのサイトが示したくらい、せめてボーナスを獲得したのは誰かや、いいね数の獲得状況&加点ルールなど、もうちょっと詳しく説明があっても良かったのではないでしょうか。