新ユニット
ニコラ7/8月合併号では、稲垣来泉ちゃんと梨里花ちゃんによるユニット《りんくる》結成が発表されました。
最近のニコラのユニットといえば、完全に学年単位のものが中心となっているので、こうして編集部公認の二人ユニットの誕生は、久しぶりではないでしょうか。
そこで今日は、主に二人単位のユニットついて、これから復権するのか、それとも単発で終わるのか、過去と比較しつつ見ていきます。
直近5年
そもそも、ニコラでユニットと言う場合、ちょっと前までは二人単位のものを指すとされていました。
実際、2020年は《マホカナ》、2021年は《めあここ》、2022年は《るきゆな》、2023年は《かいゆず》、そして2024年は《はなたば》といったところが、各年度のトップユニットとして名を残しています。
逆に言うと、3人以上のユニットは学年ネームという形でしか存在しなかったわけです。
一覧の見方
では、どれくらい二人ユニットの力が強かったのか、具体的に確認します。
以下の一覧は、2020年から2024年までの過去5年分に、今年の現役分も加えたそれぞれの年につき、各年度のトップユニットをまとめたものです。
右の欄には、ユニットを構成する2人が最高学年時に就任した際の役職&イメモを入れています。
年度別の代表ユニット
Wで就任が常識
ということでこの通り。古い方から見ていくと、2020年度の《マホカナ》では、若林真帆さんが生徒会長&レピピで、小林花南さんが副会長&ピンクラテ。
片方は単独に
2023年度の《かいゆず》は、髙橋快空ちゃんが会長&レピピで、足川結珠ちゃんが副会長単独。
そして去年の《はなたば》は、有坂心花ちゃんが史上2人目となるイメモ無しの会長で、小松崎ふたばちゃんは完全無役という。
本来であれば、その時々の人気ナンバーワン&ナンバーツーで構成されるユニットは、両者ともに役職&イメモにダブルで就任すべきです。
ユニットの地位低下
ところが、2022年の由菜ちゃんが副会長を逃して以降、2023年は結珠ちゃんがイメモ無しに。
そして2024年になると、心花ちゃんが会長職を辛うじて死守したものの、いよいよ両者ともイメモに落選するという事態になってしまいました。
では、今年は?
完全無役
世間的にどうであれ、少なくともニコ読の間での人気で見ると、2025年度のナンバーワンユニットが《しゃのみゆ》であることは、間違いないところです。
ビジネスユニット
この点、一見すると《あんその》がユニットのようにも見えますが、そこは学年も違うし、何よりレピピイメモという繋がりが起源であることからも、極めてビジネス色が強いもの。
そもそも、6月号の「1時間インタビュー」で星名ハルハちゃんが「あんにゃはみんなと仲良し」「もっと仲良くなりたいのに」と語っていたように、プチ時代以来、あんなちゃんはユニットを組まないタイプ。
誰とでも仲良くしつつも一定の距離感は保ち、特定のコとベタベタしないということで、そこらあたり「ぼっち説」に通じるところがありそうです。
ユニットの敗北
ということで、こうして《仲良しユニット》に所属しないあんなちゃんが会長&イメモに就任する一方、《しゃのみゆ》が箸にも棒にもかからなかったということからも、二人ユニットの時代が完全に終わったと解されてきました。
実際、07世代だと《かいゆず》の他、《かいあき》《ゆらかほ》《ありなつ》《かほあん》《ゆずなっつ》などなど。
06世代だと《るきゆな》の他、《りみなみ》《わかりみ》《るきりみ》《りみころ》《セナワカ》《しずみな》《爆笑問題》などなど。
かつては、数多くあったユニットが、今や目に見えて減少していることが分かると思います。
編集長の交替
それというのも、ユニットであれば無条件に推す方針だった前編集長が退任したから。
2023年に就任した現編集長は、それこそ《WeST》《Qteen》《B∞M》といったように、学年ごとにチーム名を付与し、学年単位で推すようになったからに他なりません。
こうして、「こんどの編集長の下では、ユニットを組んでも推されない」。そう悟ったニコモたちは、一斉に二人ユニットを積極的に組まなくなったのです。
再ブーム
ところが、そんな流れが、再び変わりつつあるというのが、冒頭に書いた《りんくる》の誕生。
その前には、ちょうど今日、アイドルデビュー記念イベントが行われる崎浜梨瑚ちゃん&中瀬梨里ちゃんの《リコリリ》も、最近になって推されてきているところ。
さらに、ニコラガールズでも、ちょうど昨日「Shibu3 project」としてアイドルデビューが発表された小林凛々愛ちゃんと、葵かんなちゃんのユニット《りりかん》結成があったり。
二人ユニット復権?
こうして見ると、今のニコラでは密かにユニット結成ブーム再到来中といそうです。
果たしてこれからも、今まで通り学年単位でのユニットが推され続けるのか、それとも《しゃのみゆ表紙》《リコリリ表紙》といった二人ユニット表紙が復活したり、ユニット企画が増えてくるのか。
おそらく、急激に変化は起こらないとは思いますが、それでも二人ユニットが盛り返しているのは事実ですので、今後の変化が注目されます。