合併説
2025年のうちに起こりそうなニコラ・ニコプチに関する出来事を、大胆に予想してみるというシリーズ企画。
今回は、《ニコラとプチが合併される可能性》について見ていきます。
新潮社の上層部が、実は3年も前から両誌の合併に向けて動いているとしか思えない数々の証拠を提示してみます。
発端
読者の間で、合併の可能性が言われるようになったのは、もちろんニコラ含め各雑誌の部数減という現実があるからです。
実際、2021年にはセブンティーンが、月刊発行を中止した上で、WEBメーンへと移行。
さらに2023年、こんどはポップティーンが、紙の形での発行を終了し、完全にWEBメディアへと移行しています。
部数減
「だったら、ニコラも危ないのではないか」
読者がそう考えるのも当然で、事実、うちのサイトで追い続けているニコラの部数データはこんな感じ。
以下で先月にまとめた通り、コロナ前と後、つまり、2019年と2024年で部数を比較すると、ニコラが《1/4》に、プチが《1/2》に激減していることが分かります。
生き残りの手段
ということで、大前提として部数減という背景があり、そこからニコラとプチが共に生き残る方法を考えると、「合併」も1つの有力な選択肢というわけです。
では、新潮社として、どんな手を打ってきたのか。
すると、将来の合併を見据えているとしか解釈できない準備を、着々と進めていたのです。
編集長人事の異変
その第一歩が、なんといっても《編集長の人事》です。
ニコラの編集長人事は、創刊以来ずっと副編集長が編集長に繰り上がる内部昇格パターンの繰り返しとなっていました。
要は、下っ端の編集部員として10年程度の経験を積んだ後、副編集長を5年務め、やがて編集長に半ば自動昇格するシステムだったのです。
史上初の横滑り
ところが、2022年に小島編集長が退任すると、当時の副編集長が編集長に繰り上がらず、なぜか編集長は空白に。
やがて、「編集長代行」というポストが新設され、編集長不在のまま1年が経過します。
で、2023年。突如として、ニコプチの馬場編集長を、ニコラの編集長に引っ張って来るという、史上初の異動が断行されたのです。
馬場×若狭体制
今思うと、これこそが「合併」に向けての第一歩。プチの編集長をニコラに持って来て、プチはそのまま副編集長が編集長に繰り上がる。
すると両誌の体制がどうなったかと言えば、ニコラが元プチ馬場編集長になり、プチは、その馬場編集長の下で副編集長を長年務めた若狭編集長という師弟体制に。
今や両誌のトップ同士はツーカーの仲であり、いつでも合併の交渉に入れる(すでに交渉中)というわけです。
イベントの統一
続いて、合併に向けた動きと解釈できる変化その2は、とにかくニコラとプチによる《イベントの統一》です。
たとえば2023年。この年は、史上初めてニコラとプチによる合同イベント「ニコフェス」が夏休みに開催されました。
それまでは、ニコラが「東京開放日」、プチが「プチコレ」と、それぞれ独自に開催していたイベントを、両誌の編集長が《馬場×若狭体制》となった年に、さっそく統一してきたのです。
卒業式の統一
さらには続く2024年。まだ1年前の事なので、覚えている人も多いと思いますが、こんどはニコラとプチが卒業式を合同で実施したのです。
こうして、夏のニコフェス&卒業式という2大イベントを合同で実施したのは、将来の合併に向けた布石ではないかというわけです。
なお、2025年の卒業式については、去年すでにお試し実施を済ませたためか、別個に開催されることになります。
キャラの統一
イベントに加え、主にWEB上の《コンテンツの統一》も、話題となっています。
たとえば、2024年の終わりから、今年初めにかけて実施された「niconicoキャラ総選挙」。
ニコラとプチ共通の公式キャラクターを、読者投票で決めるというもので、ポイントはもちろん《共通のキャラ》であることは言うまでもありません。
共同運営
もう1つ、今もその実態がよく分からないという人も多い!?ガールズラボもそう。
オモテ向き《 ニコラ&ニコプチが運営する、トレンドに敏感な女の子たちのためのプロジェクト》とされていますが、実態は協賛企業に、女子小中学生読者のアンケートデータを提供する新しい商売のようなもの。
「タダより高い物はない」かどうかはともかく、ガールズラボも《ニコラ&プチによる共同運営》というところがポイントとなります。
卒業制度の調整
最後は、両誌の《制度の調整》です。とくに雑誌の根幹ともいえる「卒業制度」「オーデ制度」は、統一することが必須となります。
まずは卒業制度について見ていくと、なんと、ニコラの卒業時期が、馬場編集長になった途端、「延期」だのなんだの最もらしい理由をつけ、なし崩し的に《4月号》から《6月号》へと、2ヵ月も後ろ倒しされたのです。
これで、創刊以来《6月号》で卒業するニコプチに、ニコラの卒業も完全に一致することになりました。
オーデ制度の調整
もう1つのオーデ制度はどうか。するとこちらは、合格学年にハッキリと傾向が見て取れます。
実は、ニコモオーデでは、2008年の田中若葉さん&野中葵さん以来、2021年の伊藤沙音ちゃんを経て、2022年の白尾留菜ちゃんまで、なんと15年連続で《小学生》が、必ず受かっていました。
⇒歴代オーデ合格者一覧
すみ分け
ところが今や、留菜ちゃんの2022年を最後に、2023年、2024年と、小5・小6の合格者がゼロという事態になっています。
つまり、馬場編集長になった途端、ニコラのオーデは中学生だけしか受からなくなったのです。
どういうことか。
その裏には、小学生はプチモオーデで採用する。中学生はニコモオーデで採用するという《すみ分け》が見て取れるのです。
合格者の高齢化
だからこそ、最近のニコラのオーデでは、20数年ぶりに史上2人目となる中3合格として上妻美咲ちゃんが誕生したと思ったら、連続で佐々木花奈ちゃんも中3合格。
さらに、中3ほどではないにせよ、なかなか受かりずらいとされた中2で泉有乃ちゃんも合格しています。
「小学生には手を出すな」。ニコモオーデ合格者の高齢化は、将来的なプチとの合併を見据えた《すみ分け》と考えられるのです。
結論
ということで以上、合併説を裏付ける、数々の根拠を見てきたわけですが、どうだったでしょうか。
そもそも《部数減》という最大の問題が根底にあり、これに対処するため《馬場×若狭体制》という編集長人事をテコに、《イベントの統一》《コンテンツの統一》《各種制度の調整》といった布石を着々と打ってきた。
よって、その集大成としてニコラとニコプチは今年のうちに合併し1つの雑誌として新たなスタートを迎えることになるはずです。
☆☆☆大予言シリーズ☆☆☆