落とし穴
毎週月曜放送の「呼び出し先生タナカ」にレギュラー出演する千葉恵里さんは、ミスセブンティーン2019のファイナリスト。
今でこそAKB48のセンターとして、トップクラスの人気を誇る千葉さんですが、すでに当時から注目度は高く、ST合格も確実視されていたので、その落選には多くの読者がビックリしました。
そこで今日は、ミスST予想の落とし穴について、千葉さんが落選した理由とともに掘り下げます。
前回の復習
まずは、前回の復習から。ミスSTの合格パターンには、「投票上位(1)」と「編集部裁量」の2種類がある。
さらに後者は、「経験者枠(2)」「ハーフ枠(3)」「リベンジ枠(4)」「事務所忖度枠(5)」の4つに細分される。
以上を図にまとめ、過去4年の合格者を当てはめるとこんな感じです。
合格パターン
過去4年の合格一覧
合格の必須条件
要は、読者投票で受かるためには上位4番手までに入ることが必須です。
他方、もし投票で上位に入れない場合は、必ずモデル経験者、ハーフ、2度目の挑戦、スターダスト所属の内、いずれかのアドバンテージを持つ必要があるというわけです。
千葉さんのケース
で、ここからが今日の本題。AKB千葉さんが落ちた2019年ケースについて、改めて確認します。
以下の一覧を見て下さい。これは、2019年から2022年まで、過去4回のミスSTにつき、それぞれ支持率上位4番手までの合否をまとめたものです。
合格を赤枠で。落選を緑枠で囲っています。
支持率上位の合否
8割超が合格
この通り、16人中で13人が合格。合格率は81%ということで、上位4番手までに入れば、ほぼ合格できることが分かります。
しかし千葉さんは、唯一支持率1位で落選した。
それも、僅差で1位とか、1位タイとかではなく、2位のプチ出身瀬戸琴楓ちゃんに3,000近くの大差をつけての圧勝であるにも関わらず。
ミスST2019動画再生データ
落とし穴の正体
なお、その他、投票上位ながら落選している2人は、それぞれ再生数3位と4位であるため、いかに千葉さんのケースが特異であるか分かります。
では、なぜこれほど多くの支持を集めながら、千葉さんだけ最終合格が叶わなかったのでしょうか。
実はこれこそ落とし穴。たとえ読者投票でどれだけ大量に票を得ても、その大部分が「組織票」によるものだったり、その支持母体が「セティーンの読者層と大きく乖離」していた場合、編集部が強権発動し、採用を見送ることがあるです。
アイドルNGの具体例
ちなみに、現役の人気アイドルが読者投票で上位に入りながら、まさかの落選というケースは、千葉さんだけにとどまりません。
その2年前、ミスST2017では千葉さん以上に圧倒的な支持があった小高サラさん(ときめき宣伝部)が落選しているし、ミスST2012でも同様に秋本帆華さん(チームしゃちほこ)が落選。
さらに、ミスST2018では中村守里さん(ラストアイドル)が、ミスST2010では田中美麗さん(SUPER☆GiRLS)が、落選しています。
⇒参考:大物落選者一覧
結論
ということで、ミスSTの公式サイトにある選出方法が「読者投票により決定」ではなく、「読者投票を含む”総合結果”により決定」となっている意味が、見えてきたのではないでしょうか。
まとめると、読者投票において、モデル経験の無いアイドルや子役出身に投じられたセブンティーンの読者になり得ない層(主に男性ファン)からの集中投票は”除外”こそされないまでも、”軽視”される。
この点に注意しつつ、明日はミスST2023予想の最終結論を出してみます。