ミスST
先週、ミスセブンティーン2023のファイナリストを対象とした読者投票が終了。
あとは、来週23日の合格発表を待つばかりとなりました。
すると、ここでちょっと疑問。最終合格は投票での獲得票数がそのまま反映され、多い順に決まるのものなのでしょうか。
今日は、ミスセブンティーンが決まる仕組みについて、詳しく解説します。
読者投票
大前提として、合格者が単純に投票結果で決まるなら、そりゃファンの多い有名人や、現役アイドル。竹下優名ちゃんのようなSNSのフォロワーの多いコが圧倒的に有利となります。
ですが、投票した人ならお分かりの通り、ミスSTの投票は、誰でも簡単に、たとえST読者でなくとも、容易に参加できるもの。
要は、”ゆるい”のです。
総合結果とは?
ここでの最大のポイントは、もちろん「総合結果」というワード。
なんのことはない。あくまで読者投票の結果は参考データの1つに過ぎないということです。
最終合格の決定権はもちろん編集部にあり、すべては編集部の自由裁量というわけです。
受かるタイプ
とはいえ、そこは人気商売。読者の意向を完全に無視することなどできるはずはなく、ある程度、投票結果が重視されることは間違いありません。
では、ミスセブンティーンの場合、この「総合結果」なるもので、いったいどんなタイプが受かるのか。受かりやすいのか。
以下、「(A)投票上位」「(B)編集部裁量」の2パターンに分類し、具体的に見ていきます。
ミスST合格パターン分類
投票上位
まずは、ミスSTの王道といえるのが (A)投票上位枠 で、その名の通り、読者投票での獲得票数が多いコが該当します。
もちろん、実際の投票数こそ非公開ですが、たとえば去年の河村ここあさんは、動画再生数・いいね数が明らかに他の候補とは桁違いであり、受かるべくして受かったといえます。
さすがに、圧倒的な票数を獲得したコを、無下に落とすわけには行かない。そんなことをしたら、読者の声を無視することになる。
基本的に、得票数で1位~4位以内に入ったコの多くが順当に合格していきます。
裁量枠
一方、「総合結果により」が直接意味するところが、 (B)編集部裁量枠 となります。
その1つが、たとえ読者投票で下位に沈んだとしても、編集部が”プロの目”から見て「ぜひ獲得したい!」「ぜったい売れる!」と感じたコを合格させるパターン【すいせん枠】。
もう1つは、同様に読者投票で下位に沈んだとしても、特定の事務所に忖度して(密約があって)合格させるパターン【事務所忖度枠】となります。
すいせん枠の内訳
なお、前者(すいせん枠)については、さらに3つに細分化。ニコプチやニコラ、Cuugalといった他誌でのモデル経験が買われ、即戦力として採用される【経験者枠】。
ほぼ毎年1人のペースで受かっているST編集部が大好きな【ハーフ枠】。
そして、2度目や3度目の挑戦で受かる【リベンジ枠】といったところが、とくに有利となっています。
当てはめ
では、以上の分類を、過去のミスセブンティーンの結果と、具体的に照らし合わせてみましょう。
繰り返しになりますが、各回ともに実際の得票数は公開されないので、とりあえずそれに近いデータとして、読者の意向が反映される「自己PR動画の再生数」「いいね数」を用います。
そこで以下の一覧を見て下さい。これは、2019~2022年までの過去4回につき、動画再生数の上位5人と、その合否をまとめたものです。
支持率上位5人とその合否
即戦力枠
この通り、動画再生の上位(≒得票上位)が、順当に合格していることが分かります【投票上位枠】。
ただし、再生数下位からの合格もチラホラ。去年の場合、8位ながら広瀬まのかちゃんが滑り込みで合格。
2021年の場合はより顕著で、9位の葛西杏也菜ちゃんに加え、なんと14位の森崎美月ちゃんまでが受かっています。
この3人に共通するのが、ニコラ出身orプチ出身であるということ。とくに杏也菜ちゃん&美月ちゃんについては”スターダスト・ブースト”も加わって、これこそまさに【編集部裁量枠(経験者枠/忖度枠)】というわけです。
ハーフ枠パターン
もう1点、分かりやすいのが2019年の雑貨サクラさんのケース。
雑貨さんは、再生数こと11位と振るいませんでしたが、結果としてみごと合格。
そこは、編集部がプロの目から見て獲得を決断した【編集部裁量枠(ハーフ枠)】の典型例といえます。
まとめ
ということで、以上みてきたパターン分類を基に予想していけば、おおよそのところ合格者を的中できることになるはずですが、そこには1つだけ大きな落とし穴があったりします。
それが、「総合結果」というキーワードに含まれる、もう1つの意味。
では、いったいどんな注意点があるのでしょうか。続編としての「【ミスST】合格予想の落とし穴」は、明日更新します。