三月の転校生

中学生雑誌nicolaに関する日記

町田恵里那ちゃんがハワイメンバーに選抜された意味

恵里那ちゃんがハワイ

f:id:GYOPI:20180515022623p:plain:right今月号から新たにニコモとなった町田恵里那ちゃんが、さっそくハワイロケに参加したことについて、ニコ読さんたちの間で大きな話題となっています。

さらに一部では、恵里那ちゃんのハワイ行きについて「ニコラ史上初の快挙!」「前代未聞のケース」といたことまで言われているようです。

では、ホントに恵里那ちゃんがハワイロケの歴代最速&史上初となるケースなのでしょうか。今日の三月の転校生では、ハワイロケ最短記録について検証した上で、恵里那ちゃんを起用した編集部の意図を読み解きます。

最速は事実

まず確実なことは、初登場、つまりはニコモ歴0カ月の状態で、いきなりハワイに行ったという事実が、ニコラ史上の最短記録であることに間違いありません。そりゃ、0カ月以上に短い記録は無いのですから。

とはいえ、これが史上初の快挙かといわれれば、実は恵里那ちゃんが1番最初というわけではなかったりします。

ということで、以下、これまでにあった恵里那ちゃんと同様のケースについて、いったい何件あって、それは誰だったかみていきます。

デビューがハワイ

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過去のケース

この通り、ニコモとなって最初に参加した撮影がハワイだったというケースは、すでに2人存在していて、今回が3例目ということになります。

その2例中、新しいほうでも、今から7年も前の話。恵里那ちゃんと同様にニコプチ進級コースである飯豊まりえさん(2011年加入)となります。

また、その前となると、さらにさかのぼること5年。高屋敷彩乃さん(2006年加入)がいます。高屋敷さんは、今では考えれられない事務所オーデ経由の5月号加入という異色パターン。そんな2006年当時は、6月号でハワイロケが行われていました。

初登場とデビューの違い

さてここで、ちょっと詳しい人なら、「たしか飯豊さんは6月号加入で、ハワイロケは7月号だから、ハワイがニコラデビューではない!」と気づくかもしれません。

実際、この指摘はある意味で正しくて、たしかに飯豊さんはニコプチ進級としては例外的に、7月号でなくただ1人だけ6月号から加入しています。

とはいえ、本人が実際に「ニコモになって、スタートがハワイロケだった」(2012年2月号7ページ)と語っているように、最初の撮影がハワイだったことは間違いありません。それでは、これら一連の経緯をどう解釈したらいいのでしょうか?

撮影時期によるもの

結論から言うと、「撮影デビュー(最初の撮影)」と「誌面デビュー(本誌初登場)」とが必ずしも一致しないためとなります。

では、なぜ一致しないのか。なぜ両者の間にズレが生じるのかというと、それはハワイロケ特有の実施時期に起因します。

詳しくは、次回に更新する予定の「ハワイロケっていつやるの?」でまとめますので、そっちを読んでもらうことにして、ここでは簡単にまとめると、ハワイロケは長期にわたるため、タテマエ上は学業優先を謳うニコラにあって春休み中に行うしかないという事情によります。

こうして、7月号に載せるハワイロケが、その前の6月号の撮影と同時、もしくは6月号より先になってしまうという逆転現象が起こるのです。

恵里那ちゃんこそが例外

これで「撮影デビューは7月号のハワイなのに、ニコラ誌面デビューは6月号」という謎は無事、解決されました。(高屋敷さんの場合はそれぞれ1カ月早くなります)

ちなみに、もし今年のニコプチ進級が恵里那ちゃんの単独であったと仮定すると、どうでしょうか。

すでにハワイロケを終えている恵里那ちゃんは、まさしく飯豊さんの年と同様、例年より一足早い6月号加入になったていた、というのも十分に考えられところです。

しかし、今年の場合は高田凛ちゃん&安村真奈ちゃんとともに「ニコプチから3人セット進級」という体裁上、恵里那ちゃんだけ抜け駆け単独6月号加入はとうてい無理だし、そもそも2人より先行加入なんてしたら、ハワイに行ったことがバレてしまいます。

というわけで、デビューがハワイとなったこれまでのケースの中で、実は恵里那ちゃんこそが例外といえるのかもしれません。

編集部の意図

さて、ここからようやく本題に入ります。新モ恵里那ちゃんを、あえてハワイに起用した編集部の意図を読み解きます。

まずは、上記ハワイがデビューとなった同様のケースである飯豊さん、高屋敷さんのその後の活躍一覧を見て下さい。

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編集部の確信

飯豊さんは、最終的な表紙回数12回(うちピン1回)と歴代7位の大記録の持ち主。一方の高屋敷さんは、表紙11回(うちピン3回)にして、第5代ニコラ部長。

もう、両者とも完全にトップモデルということで、そんな2人を、ニコモとしてのデビュー前、つまりは読者アンケートでの評判を知る前の状態で、いきなりハワイに起用した編集部の先見の明は、特筆すべきものがあります。

というか、むしろ新モのハワイ起用は、事務所オーデの面接の段階で、このコは絶対売れる、絶対に人気が出る、絶対にニコモとして大成するという編集部の自信・確信からきているといえるのです。

恵里那ちゃんも同様

そんな2人に続き、今回、飯豊さん以来7年ぶりに出現した、新モの「デビューがハワイ」コース。

まさに恵里那ちゃんも、編集部にニコモとしての成功が間違いないと判断されたからこそのハワイ選抜となったと考えられます。

ちなみに、恵里那ちゃんといえば、ニコプチ時代も、プチモデビューからわずか半年で沖縄ロケに選抜。こちらもプチモ史上最速記録であり、大きな話題となりました。

こうしてみると恵里那ちゃんには、プロの編集者をして、とにかく推したくなる&期待したくなる天性の素質のようなもの備わっているのではないでしょうか。

まとめ

以上まとめると、今回のハワイ選抜から見えてくるのは、いかに恵里那ちゃんに対して、編集部が大きな大きな期待をかけているかということ。

この点、たしかにいま思えば、ニコラ6月号掲載の次号予告ページ。新モ3人の名前の並び順につき、なぜか実績の最も乏しい恵里那ちゃんが1番最初になっていて「あれっ?」と違和感を覚えたものでしたが、すでに編集部としては、ニコプチ進級組における序列第1位は恵里那ちゃんで決定していたわけです。

ということで、恵里那ちゃんは最低でもイメモ確定。初の表紙も黒坂莉那ちゃん以上に早いはず。なにより、編集部の後押しは完璧ですので、今後、順調に読者人気が伴ってさえいけば、必ずニコラを代表するトップモデルに成長していくはずです。