■ピチモは黒髪
今から10年ほど前のピチレモン、篠田編集長から白井編集長の時代にかけては、明確に「黒髪ルール」が存在しました。
オーディション組はもちろん、非オーデに対しても、茶髪は原則禁止。唯一、ドラマや舞台のお仕事に関する役作り以外では、認められていませんでした。
では、そんな黒髪ルールは、現在のピチレではどうなっているのか。ルールの変遷と、現状について、具体的なケースごとに見ていきます。
■伝説の"条件付き合格"
ピチレにおける黒髪ルールの存在が、広く一般に知れ渡ることになったのが、第12回オーデの選考過程でのエピソード。
主人公は、当回オーデ合格の八鍬里美さん(一般応募、中3、身長148)。当時すでに、現在同様、合格ほぼ不可能といわれる中3、身長も148と最低ライン。もちろん、事務所にも所属していませんでした。
こうして、ただでさえ不利な状況が重なる中、ギリギリ1次の書類審査を通った八鍬さんですが、さらなる不幸が襲いかかります。それが、本人曰く「目立つかなと考えて、2次面接には、思い切って髪を茶色にして行った」。
実際これは、応募写真とは全く別人に見える人が面接に来たわけで、もう完全なルール違反。通常なら、その場でオーデ不合格となってもおかしくないところ。
しかし、選考結果はと言えば、なんとピチモオーディション史上初となる条件付き合格。具体的には、「髪を黒に戻すことを条件に合格」ということで、無事ピチモになることが出来ました。
■例外ケース
もちろんこれは、八鍬さんが「中3でも採用したい」「茶髪でも合格」「どうしてもピチモにしたい」と、審査員に思わせるほどの、素晴らしい資質&絶対的な可愛さを持っていたからこそ可能だった特殊なケースといえます。
ちなみに、八鍬さんのその後はといえば、読者人気も同期ナンバーワン。1年後には初表紙、さらに100質と続き、中3合格ながら、あっという間にトップクラスの人気ピチモに成長しました。
■写真で黒に戻すケース
第17回オーデ合格の勝呂玲羅ちゃん。ピチモオーディション応募時は、すでに事務所に所属し、芸能活動経験もある状態。そんな玲羅ちゃんは、かつて、茶髪を通り越して、完全な金髪だった時代もアリ。
しかし、もちろんピチモオーデに使った応募写真は、バッチリ黒髪。事務所のプロフィール写真(制服)を使いました。
■実は地毛パターン
一方で、なにも髪色をいじっていないのに、「茶色くない?」「染めてる?」と言われるケースもあります。それが、現役のエース関根莉子ちゃんや、去年卒業した小林由理ちゃん。
莉子ちゃんは、「髪の色素が薄いので、茶色に見えてしまう」とのこと。ゆりんちゃんは、主にピチモとして活躍した中学時代は現役の陸上部ということもあり、「髪が日に焼けて茶色っぽくなった」そう。
いずれも、本誌での写真はじめ、見方によっては髪が茶色く見える場合もありますが、正真正銘、地毛となります。
■卒業後に解禁
ピチモ時代は我慢して、卒業後に晴れて茶色にするケースの代表例といえば、分かりやすいのが山田朱莉ちゃんや岩田宙ちゃん。
2人は、現役のすイエんサーガールズということもあり、ピチモ卒業後もその姿を、常にテレビで確認できるので、変化が良くわかります。
朱莉ちゃんは2014年の夏、かなり明るめの茶色に、宙ちゃんは同年の秋に茶色に変わりました。ちなみに、この2人の例を持ち出すまでもなく、2011年ロケ分時点で、バリバリ茶色の黒田瑞貴ちゃんがいたことから、すイガールは当初より「茶髪OK」となっているようです。
■卒業後も黒髪
最後は、ピチモ卒業も黒髪を貫き通すケース。ここで、真っ先に名前が挙がるのが、前田希美ちゃん&志田友美ちゃんのポップティーンコンビ。2人とも、ギャル系とされる同誌の専属モデルとなっても、しっかり黒髪で通しています。
とくに、まえのんは、「私のアピールポイントは黒髪」と常に公言しているように、かなり黒髪にこだわりがあるようです。
■美髪ナンバーワン
また、忘れてならないのが、歴代で最も黒髪の美しいピチモとされる吉倉あおいちゃん。今、やっているドラマ『学校のカイダン』にも、重要な役で出演中。ちょうど先週は、あおいちゃんメーンの回でした。
そんなあおいちゃんは、「毎日、髪のお手入れに数時間かけている」だけあって、ドラマ中でもハッキリ見て取れる、すごく美しい黒髪ロングが印象的でした。
とまあ、こんな感じで、卒業後も黒髪にこだわるピチモも案外多いわけです。
■まとめ
ということで、以上、ピチモの髪色について、オーデ時、現役時、卒業後と、いろいろ見てきましたが、ようするに言いたいことはただ1点。
ピチモオーディションの応募写真は、ゼッタイ黒髪で撮りましょう。おわり。