■すイエんサー用語集 I
「すイエんサー」に出てくる専門用語のうち、意外と分かりにくいものや、知られていないものを取り上げ、解説する企画。
第1回の今日は、再放送の際に用いられる呼び名である「スペシャル回」と「アンコール放送」の違いについて、ちょっと解説してみます。
■再放送の2パターン
そもそも、すイエんサーの放送には、通常の放送であるいわゆる「新作」と、すでに過去に放送した分である「再放送」の2種類があります。
で、その再放送はさらに分けられ、「スペシャル回」と「アンコール放送」の2つがあります。では、この2つはどう違うのでしょうか?
■アンコール放送
まず、分かりやすいのがアンコール放送。これは、アンコールの直訳である「再演」の通り、過去に放送した分を、そっくりそのまま流すものとなります。
具体的には、先月(8月26日)に放送された「ハンバーガー」の回。この回は、2013年の秋に放送されたものが、スタジオMC部分ふくめ、全てそのまま放送されました。
文字通りの純粋な「再放送」。一切、編集が加えられない点、制作側としては、最も"楽"な手段であり、言い換えると"手抜き"放送といえます。
■スペシャル回
一方、スペシャル回。こちらは、同じ再放送でも、かなり制作側として、手が加えられている点が異なります。
まず、スタジオを用意し、そこにMCとして、ナレーション担当の伊吹さん&女性アナウンサーの2人を揃え、ロケパートの見どころ解説などを交えつつVTR振り。その後、実演。この一連のスタジオ部分は、もちろん新たに撮影しています。
また、V内容も、過去に放送済みの新作が、MCパートを間に挟みつつ、前半後半で原則2本流されます。
当然、そのままだとロケパートの時間が倍になってしまいますので、それぞれを半分の時間に編集し直した、短縮版、いわゆる総集編のようなものとなります。
例えば、次週(9月23日放送分)が、ちょうどスペシャル回。今年の春に放送された「フリーキック必勝法」と、去年の春に放送された「フライングディスクの回」とを、間に撮り下ろしのMCパートを挟みつつ、前半・後半として、2本分が流されることになります。