後編
2021年に、ニコラで起こった事件や重大ニュースを振り返る企画の後編です。
今回は、7月から12月にあった出来事について、取り上げます。
7月:快空ちゃんの急成長
7月1日発売のニコラ8月号では、高橋快空ちゃんがデビュー8冊目にして、早くもピン企画を実現。オーデ出身としては、最も早い部類となります。
さらにその勢いのまま、10月号で初表紙、12月号では中2を代表してレピピブックと、トップモデルへの道をまっしぐら。
まさに快空ちゃんこそ、部数が低迷するニコラに現れた救世主。10年に1人の逸材です。
8月:史上初!学年全員表紙
今年最大の事件がコレ。8月1日発売、ニコラ9月号の表紙は、なんと05line(高1)全員となりました。
誌面でもインスタでも、それぞれが「卒業号以外での学年表紙は、ニコラ史上初だって」とアピールしているように、まさに前代未聞のことといえます。
この点、05line全員が今回の表紙を好意的にとらえていることが分かりますが、でも、ホントにそうでしょうか?
表紙に関する新ルール
現編集長になってから、「卒業号の前までに全員が必ず1回以上表紙になれる」というルールが確立しました。
実際、これまで「卒業号=初表紙」というニコモが、必ず各世代に1人以上いたところ、2018年以降の卒業生は、全員が卒業までに表紙経験者となっています。(体調不良により長期にわたる休養期間があった溝部ひかるさん除く)
学年表紙の真実
では、大量9人もいる05世代をどう処理するか。北川花音ちゃんはじめ、高1の夏時点で表紙未経験者が3人もいたのです。
こうしてみると、今回の学年表紙には、「史上初の快挙」といったオモテの顔だけでなく、ある種「在庫一掃セール」といった面も、多少はあったのではないでしょうか。
9月:杏慈ちゃん中2で合格
9月1日発売、ニコラ10月号誌面でのオーデ合格者おひろめ。25期の新モちゃん5人の中に、なんと中2のコがいたのです。
当時、すでに中2世代は足川結珠ちゃんをはじめ、大量8人も。
ただでさえ難関とされる中、この大人数です。「今年はゼッタイ中2は受からない」というのがニコ読の間での共通認識でした。
そんな不利な環境にありながら、みごと杏慈ちゃんが、加藤咲希ちゃん以来となる3年ぶりに中2合格を果たしました。
10月:アベンヌ事件
10月になると、各ニコモがそれぞれインスタに、まるで判を押したように化粧水アベンヌウォーターに関する投稿をするという事件が起こりました。
具体的には、いかにもアベンヌを自分の意思で購入&使用しているように見せかけつつ、実は商品の宣伝だったという。
この手法に関し、まるでステマということで、一部読者が問題視。編集部を批判する事態に発展しました。
黒に近い灰色
一方、編集部を擁護する読者に言わせると、「投稿にはちゃんと『PR』のタグが入ってるから問題ない」とのこと。
ですが、そのタグ自体、ちっちゃくて見つけづらいし、なによりニコモを信じて疑わない小中学生読者に対して、こうした”ステマまがい”の行為を行うのは非常識です。限りなく黒に近い灰色と言わざるを得ません。
とまあ、こうした一連の経緯を整理した上で、うちのサイトとしての結論をまとめた回がコレ。
10月:南ちゃんがツイッター
10月5日、田中南ちゃんがツイッターを開設しました。
そもそも、ニコモによるツイッター開設なんて、とくに驚くべきことはないわけで、では、いったいどこがニュースかといえば、「それが南ちゃんだから」なのです。
人気はトップ
そもそも南ちゃんは、インスタすらロクに更新しないことで有名です。
だからこそ、純粋な読者人気は学年トップなのにもかかわらず、フォロワー数は最低という。
とにかく、そんな南ちゃんが、なぜかこの時期、あえてツイッターにまで手を広げてきたことに、多くのニコ読は驚かされたのです。
予想通り
ちなみに結果、どうなったか。ほぼすべての読者の予想通り、とにかくツイッターも投稿しない投稿しない。
10月の開設から3カ月。この間のツイートを数えてみたら、全部でたった18コという。12月にいたっては、たった1コだけという。
だからフォロワーも200台にとどまっていて、まるで”なりすまし”を疑われるレベルです。
いつ更新されるか分からない。逆に、投稿があるとビックリさせられる。そんな楽しみ方もできる南ちゃんのツイッターをぜひフォローしてみて下さい。
12月:ラテトキ圏外の衝撃
12月1日発売、ニコラ12月号の目玉企画「何でもランキング」にある”好きなブランド部門”の結果は驚くべきものでした。
1位のレピピは別として、同じ3大ブランドを構成するピンクラテとラブトキが揃って圏外に落ちたのです。
まさに、価値の大暴落。これだと、ラテ&トキがいくらイメモを擁し「うちら3大ブランドです!」と言ってみても、そもそも不人気なのでは説得力が全くありません。
イメモ制度の岐路
少なくとも「3大」を名乗る以上、そこはある程度、読者からの支持が不可欠です。
ニコラにおける”3大ブランドの定義”はもちろん、”イメモ制度”自体が転機に差し掛かっていることは間違いなさそうです。
展望編に続く
ということで以上、前編・後編の2回に分け、ニコ読的視点からこの1年の出来事を個別に振り返ってみました。
明日は総まとめ編として、簡単にこの1年全体を振り返ったうえで、2022年のニコラはどうなるか、どうあるべきか、ちょこっと展望してみます。