三月の転校生

中学生雑誌nicolaに関する日記

3大誌のオーデ応募総数を比較

応募総数

f:id:GYOPI:20181127033955p:plain:right毎年定期的に自前の専属モデルオーディションを実施しているティーン誌といえば、ニコラ、ニコ☆プチセブンティーン

そんな3大誌について、それぞれの2018年オーデの応募総数が出そろったので、最新の応募状況について、近年の増減も含め比較してみます。


グラフについて

上のグラフは、ニコラ、ニコプチ、セブンティーンの3誌について、2012年から2018年まで、過去7年間のオーディションの応募者数をまとめたものです。

グラフの色は、赤色がニコラ(ニコモオーデ)、黄色がニコプチ(プチモオーデ)、緑色セブンティーン(ミスST)を表します。

セブンティーンは大幅減

グラフを見て、真っ先に気づくことは、とにかくセブンティーンが大幅に減らしているということではないでしょうか。

すでにミスSTの応募者数が公表された直後の日記「ミスST激減の理由」でも書きましたが、実に前年比57%減。つまり、一気に応募者が4割以上も少なくなってしまったわけです。

この点、近年の合格者が事務所に所属するコばかりで、一般応募からは全く受からないことが原因とされるわけですが、ようやく今年は大友樹乃さん&高橋アリスさんという、2人の一般組が合格したので、もしかしたら来年は回復するかもしれません。

ニコラも減少

3誌のうち、圧倒的な応募者数を誇るのがニコラ。今年についてみると、セブンティーンの3倍、ニコプチの1.5倍となっています。

ただし、グラフから分かるように、これまで毎年のようにグングンと数字を伸ばしてきたニコラですが、今年はついに5年ぶりとなる減少に転じました。

しかも、もともとの数が多いため目立ちにくくなっていますが、3000人減という数字はけっこうな重症。

編集部も応募者が1万を切ることは避けたいはずで、かつて宮原響ちゃんが150㎝に達するまで応募を待たなければならなかった身長制限を緩めるなり、プロダクション組にもオーデを開放するなり、何らかの対策を取って来るのか含め、今後が気になります。

ニコプチは微減

最後はニコプチ。こちらも順調にニコラと並行してオーデの規模が拡大中。おととしの2016年にはセブンティーンを抜き去りました。

ただし、去年は身長制限の5㎝緩和(145⇒140以上)の効果もあってか、過去最多となる8637通を記録したため、さすがに今年はわずかに減。とはいえ、3誌の中でも減少幅は最も少なくなっています。

なお、2018年オーデについて、現在は応募数のみ発表されている状態。今年の合格発表は、来月12月22日発売のニコプチ2月号となります。

全誌が減らした理由は?

2018年の各誌のオーデ応募者数についてまとめると、前年比43%減のセブンティーンはもちろん、21%減のニコラ。さらには、ニコプチもわずかながら4%ほど減らしていて、それぞれ減少幅こそ異なりますが、3誌ともにそろってマイナス。

小中学生モデルブーム、アイドルブーム、芸能界に憧れるブームも一段落といったところなのか。それとも今年、たまたま減っただけなのか。

とにかく、モデルを目指してオーディションを受けるコが、たった1年で3誌延べ6000人も減ってしまったという事実は重大なこと。来年の各誌の応募者数の動向が注目されます。