◆応募総数激減
いよいよ、ミスセブンティーン2018の合格発表まで、あと10日となりました。
すでにこの場で、合格予想は済ませていますので、今日はちょっと視点を変え、ミスST史上最低となってしまった今年の応募総数について触れておきたいと思います。
なぜ、応募者が急激にここまで減ったのか。その原因と、合格者の選考に与える影響を考えます。
◆ミスST応募総数の推移
◆ミスST年度別応募総数×合格者数
◆過去最低
すでに公表されている通り、今年のミスSTの応募総数は3437人となりました。この数字は、上のグラフ&表からも明らかなように、最低も最低で史上最低。文字通りの激減です。
過去10年で見ても、常に6000前後で行ったり来たりしていて、4000台に落ちたことすら1度もなかったのに、今年は一気に3000台へと急落です。
◆なぜ激減?
それにしても、なぜこんなに減ってしまったのでしょうか。気になったので、ちょっとセブンティーンに詳しい方の何人かに聞いてみたところ、口をそろえて「一般応募が受からないことが原因の1つでは?」とのことでした。
ということで、ここで改めて、上に提示した年度別応募総数一覧表の右側の列、「合格者(一般応募)」という部分に注目してみてください。
これは、各回ごとの合格者の人数と、その合格者の中で応募時に芸能事務所に所属していなかった人の数がカッコの中に記されています。
◆事務所組が独占
するとこの一覧から、2012年のミスSTオーディションまでは、事務所に所属しない人からも、毎年最低1人以上、ちゃんと合格者が出ていたことが分かります。
ところが2013年から傾向が一変します。この年以降、明らかに事務所に所属する組が重視されるようになったのです。これを逆から見れば、一般応募者の軽視、もしくは無視。
実際、2014年に合格した樫本琳花さんの例外を除けば、2013年以降の一般枠はゼロ、ゼロ、ゼロ、ゼロ。とくに2015年からは3年連続、一般応募からの合格が完全に無くなっているのです。
◆ミスSTの変貌
この事実は、セブンティーンモデルを目指す、事務所に所属しない人たちにとって、大きな不安要素となったことは間違いありません。
さすがに3年連続のゼロはやり過ぎです。もはや「こんなオーデは受けてもムダ」と、多くの読者に気づかれてしまったのかもしれません。
まさに、一般公募とは口だけ。その実、現在のミスSTは、事務所に所属する人しか受からないオーディションに変貌してしまったのです。
◆対策は?
とはいえ、これだけ応募総数が減ったという現実は、編集部にとっても大きな衝撃であったことは容易に想像できます。
では、どうするか。もちろん、次回以降さらなる減少を食い止めるため、何かしらの対策を取ることになります。
その手っ取り早い方法として真っ先に考えられるのが、合格者の構成を2012年以前のものへと戻すこと。つまり「一般からも、必ず1人以上は受かりますよ」「だから、ぜひ応募してください」というアピールです。
◆一般応募の希望の星
で、今年の場合。有名アイドルさんや、すでに実績のある女優さんら事務所に所属する人たちを相手に、同等、もしくはそれ以上の支持を誇る大友樹乃さんに白羽の矢が立つというわけです。
前回の予想編でも取り上げたように、「動画再生数」「模擬投票」の2つの指標にて、他の多くの事務所組を上回っている点は見逃せません。
うちの最終予想では、一般というだけでバッサリ切ったわけですが、「応募者激減による一般回帰」というキーワードからみると、ここで編集部が、大友さんを合格させてくるというのも十分に考えられるところです。
◆まとめ
一般応募なら誰でもいいわけではありません。実績、ビジュアル、スタイル、読者からの支持。加えて、最も合格しやすい学年とされる中2であること。
これらいずれもがバッチリ揃った大友さんが、もしも今回受からなければ、今後の一般応募から、いったい誰が受かるのか。
ということで、アイドル枠としてのNMB48山本彩加さんの合否とともに、一般枠としての大友さんをどうするのか。編集部の判断に注目です。