ルールの盲点
現在、ニコラとニコプチの専属モデルになるためのオーディションが、同時に募集されています。
ニコラは来月15日が、プチは7月8日が応募の締め切りとなっているわけですが、それぞれの応募条件に着目すると意外な逆転現象が見えてきます。
今日は、ニコラの「身長制限ルール撤廃」による影響を、具体例を使って解説します。
一覧の見方
以下の一覧は、両誌のオーデの応募資格を項目別に比較したものです。
赤枠で囲った部分が今年から変更された点で、ニコラの身長制限が撤廃されています。
それ以外の部分は、去年以前と同様のルールとなっています。
応募資格比較
去年まで
去年までであれば、応募パターンは単純明快。以下の3通りしかありませんでした。
(1)150cm以上の中学生【ニコラ】
(2)140~150cmの小学生【ニコプチ】
(3)150cm以上の小5&小6【両方OK】
逆転現象とは?
ところが今年から、これまで【150以上】だったニコラの身長制限が、緩和どころか一気に撤廃。
これにより、ニコプチには応募できないがニコラには応募できる小学生が出てくるといった”逆転現象”が起こることになります。
この点、興味深いケースであるため、具体的に「身長」が【135】【145】【155】、「学年」が【小3】【小5】【中1】という”3×3の9パターン”に分類して見ていきます。
応募条件別に9分類
パターン別に解説
この通り、パターン(1)から(3)は、いずれも【小3】ですので、ニコプチ限定。ただし、身長制限により【140】に届かない(1)のみ応募不可となります。
一方、パターン(7)から(9)は、いずれも【中1】ですので、ニコラ限定。かつ、今年からニコラは身長制限が無くなったため、去年ならNGだった(7)も(8)も応募が可能となっています。
注目はパターン(4)
そして、問題の逆転現象が起こるのが、パターン(4)です。
パターン(4)から(6)は、いずれも【小5】ですので、学年的にはニコラ&ニコプチの両方の対象となります。
ただし、身長制限により、【140】に届かない(4)のみ、ニコプチには応募できない反面、ニコラには応募できるという珍しいケースが出てくるのです。
現実問題
もちろん、このケースは理論上のお話で、実際に身長【130台】のコがニコラに受かるというのは、現実的ではないかもしれません。
とはいえ、身長制限の撤廃は、専属の読者モデル「ニコラガールズ」の新設に伴うものであり、要は150cm未満は、さすがに"ニコモ"にはできないが、取りあえず"読モ"として囲っておこうというのが隠された趣旨だったりします。
ニコガ狙いで挑戦
そもそも、130台の応募者をハナから採用する気が無いなら、一気に「身長制限ナシ」とはせず、「140cm以上」程度に緩和してきたはず。
であれば、たとえ【139cm】であっても、将来性が評価されることで、十分に青田買いの対象(ニコガ採用)となり得ます。
そんなわけで、現時点で身長が130台の人も「まだ私は無理!」と諦めず、とりあえず応募するだけ応募してみるというのもアリではないでしょうか。