進級制度
ニコプチの卒業生が、そのままニコラにやって来る、いわゆる「進級制度」。
今年の場合、5月1日発売となるニコラ6月号より誌面デビューすることが発表されていますが、注目すべきはその人数が3人に増員された点ではないでしょうか。
そこで今日は、進級選考につき合格基準と採用人数について考えます。
進級面接とは?
卒業を控えた最高学年プチモ(中1)を対象に、その年の秋から年末にかけて実施されるのが進級面接です。
ニコプチ卒業後に、ニコラ行きを希望するプチモが、ニコラ編集部に出向いて面接&カメラテストを受けるというもの。
では、みごと面接に合格し、ニコモとして採用されたのはどんなコたちなのか。過去の進級モを、年度別にまとめた一覧を見てみましょう。
一覧の見方
以下の「歴代プチ⇒ニコラ進級モ&編集長一覧」は、過去10年分のニコラ進級者と、それぞれを合格させた当時のニコラの編集長を対応させたものです。
各年ごとに、卒業生の中から表紙回数の上位3人を抜粋し、回数を表記。2016年のみ涼凪さん&伊藤小春さん以外は表紙ゼロのため上位2人となっています。
また、ニコラ進級できた場合は枠をピンク色で、落選の場合は緑色で塗っています。
歴代進級モ一覧(編集長別)
5年ごとに基準が変化
詳しくは「ニコラ編集長交代の歴史」を読んでもらうと分かりますが、とにかくニコラの編集長の任期は一律に5年。
こうして見ると、まさに編集長の時代ごとに、進級モの採用基準&採用パターンについての特色が現れていることが分かります。
採用人数
まずは、なんといっても採用人数。眞部編集長時代は、唯一例外的にゼロ採用となった2014年を除いて、進級できるのは毎年1人限定です。
対して、小島編集長時代になるとそれが一変。初めて選考に携わった2018年から、イキナリ安村真奈ちゃんたち3人を採用します。
採用基準
続いては、合格基準について見ていくわけですが、こちらも編集長ごとに異なっていることが分かります。
もう、うちのサイトではずっとずっと指摘し続けているように、最近のニコラ行きは、完全にプチ時代の表紙回数に準拠します。(⇒参考:進級=表紙回数至上主義)
実際、上の一覧からも明らかなように、2018年~2022年まで(小島時代)は、機械的に表紙回数の多い順から進級が決まっていて、ただの1例も回数が下のコが逆転で進級を勝ち取ったケースは無いのです。
眞部時代
一方、その前の眞部編集長時代はどうだったか。すると、最も顕著な例が2013年の進級選考です。
この年、本来であれば表紙回数ナンバーワンである阿部紗英さんが進級すべきところ、ニコラ行きに選ばれたのは永野芽郁さんでした。
その後の永野さんの活躍を見ると、この逆転合格が正しかったことが証明されたわけですが、こうして眞部編集長は必ずしも表紙回数に囚われていなかったことが分かります。
松本時代
ちなみに、さらにさかのぼった2010年も同様のケースとなります。
この年は、なんと表紙1位の西野実見さんだけでなく、2位の三吉彩花さんまでもが進級落選。
けっきょくニコラに行ったのは、大逆転で表紙回数2回にすぎない3位の七木奏音さんだったという。
まあ、西野さん&三吉さんは、その直後に揃って「ミスセブンティーン2010」に合格したことから、「もともとSTを目指していたのでニコラを蹴った」だの「ミスST合格の密約があった」だの当時いろいろ言われたようです。
表紙回数は絶対でない
ともかく、以上から言えるのは、表紙回数が絶対的な基準ではないということ。
表紙回数を絶対視したのは、実は小島編集長だけであること。
要は、採用基準は面接を担当するその時々の編集長次第ということです。
結論
であれば、去年。すでにその小島編集長は退任していることから、今年の進級選考は大幅に採用基準が変わる可能性もあるといえそうです。
現に、採用人数も5年ぶりに3人に戻ることが発表されいるのですから。
ということで、今日の結論としては今後ニコラ行きが単純にプチ時代の表紙回数で決まるパターンが終わると予想します。