三月の転校生

中学生雑誌nicolaに関する日記

ニコラへの進級はアイドルNGの法則2020

アイドルNG

f:id:GYOPI:20200229011319p:plain:right今年のニコプチ卒業生によるニコラ行きを予想するシリーズです。

これまで、表紙回数2回以上が最低ラインであることや、前年の海外ロケに参加していること、さらにはピン表紙の経験者がダンゼン有利であることを確認してきました。

そこで今日は、次回の最終結論を前に最後の関門。「アイドルNGの法則」について、過去の具体的な事例を示しつつ、改めて見ていきます。


一覧の見方

以下に示す歴代進級勝敗一覧は、過去10年分のニコプチ卒業生によるニコラ進級に関するデータです。

各年度ごとに、みごと進級を果たしたコを左欄に、有力とされつつ敗れたライバルを右欄に配置。

名前の下のカッコ内には、それぞれのプチ時代までの実績&プチ以外での肩書き(お仕事経験)が入っています。

ポイントは「ニコラ進級前までの実績」ということ。このプチ時代の活動歴こそが、進級できるかNGかを左右する大きな材料となるからです。

なお、「新人」は原則お仕事がニコプチだけのコ。多少実績のある場合でも、おおまかにいってニコプチが中心である場合を含みます。また、「矢印(⇒)」はプチ卒業後に所属したグループを表します。

過去の進級対決(勝敗表)

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芸能活動NG

今日のタイトルでは、インパクト重視で「アイドルNG」としていますが、厳密に言えば「芸能活動NG」。

ニコラ編集部は、進級モの選考の基準につき、確実にすでに色が付いているコを嫌う傾向にあります。

具体的には、アイドルとして名前が売れているコはもちろん、子役としてある程度の実績があるコ、テレビ番組に出演経験のあるコ、さらに最近ではイメモやWEBモにまで対象が広がっています。

では、上の進級勝敗表を使って、年度別にそれぞれのケースを見ていきます、

莉那ちゃんvs春果ちゃん

最もハッキリわかるのが2017年の場合。黒坂莉那ちゃんと岩崎春果ちゃんが、1つの進級枠をめぐって争いました。

で、結果どうなったか。ご存じの通り、現ニコラ生徒会長である莉那ちゃんが、みごとニコラ行きを勝ち取っています。

とはいえ当時の情勢としては、明らかに春果ちゃんの方が上位。ニコプチでの表紙回数こそ、莉那ちゃんの8回に対し、春果ちゃんは6回にとどまりますが、そこはプチ時代後半の春果ちゃんは、すでにアイドル活動がメーンになってしまったから。

自身がセンターを務める原宿駅前パーティーズ「ふわふわ」の劇場公演と、ニコプチの撮影は、どちらも土日が中心。撮影になかなか参加できなかったため、最終的に逆転されたものです。

ということで、まさにこの2014年の勝敗を分けた要因こそ、アイドルNGの典型例といえます。

前代未聞の進級ナシ

一方、2014年。この年は、2008年に進級制度が始まってから現在に至るまでの12年間のうち、唯一「進級該当者ナシ」となりました。

とはいえ、決して候補がいなかったわけではありません。表紙3回ながら世代トップの人気&実力を誇る杉本愛莉鈴さんを筆頭に、デビュー3冊目で初表紙&沖縄ロケの桃果さん。さらには表紙5回で、優に進級水準を上回る中園侑奈さんもいたのです。

しかし結果はといえばニコラ行きゼロ。この点、杉本さんは完全に「さくら学院」の活動の影響。進級を視野に小学卒業とともに同グループを脱退したものの、そこはアイドルとしての色が付き過ぎていたわけです。

桃果さんも同様。さくら学院と比べると、よりマイナーではありますが、アイドルグループ「Peekaboo」のメンバーとして、こちらは脱退することなく、プチ時代もずっと活動していました。

とにかくこうして2014年は、進級選考において、確実にアイドル活動は不利に働くという「アイドルNGの法則」がハッキリ示されたした年といえます。

涼凪ちゃんvs小春ちゃん

2016年は、涼凪ちゃんと伊藤小春ちゃんが争い、小春ちゃんが落選したケース。

春ちゃんといえば、プチ卒業の直前に、地元名古屋の事務所から大手ライジングに移籍したことで話題となりました。

そもそも、中学生モデルがライジングに移籍するということは何を意味するのか。当時、同事務所はモデル系アイドルグループ(ふわふわ)を結成したばかりで、絶賛売り出し中だったところ。

しかもライジングには、すでに上で書いたように、ふわふわセンターで現役プチモの春果ちゃんがいるわけです。

もう、誰の目にも小春ちゃんの移籍が、ふわふわ加入含み”なのは明らかで、実際、移籍から半年後には新メンバーとして加入しています。

ということで、そこはニコラ編集部もお見通し。「アイドルお断り」の看板通り、小春ちゃんは落選し、涼凪ちゃんの勝利となりました。

さくら学院vsエビ中

面白いのが2010年。この年の卒業生には、三吉彩花さん&西野実見さんというツートップがいたにもかかわらず、離れた3番手である七木奏音さんが進級を勝ち取りました。

その理由はといえば、西野さんは子役として活躍。一方の三吉さんは「さくら学院」の初期メンバーとして活動していたからに他なりません。

では、七木さんはどうなのか。こちらも「私立恵比寿中学」の初期メンバー(出席番号1番)ということで、「そりゃアイドルじゃないか!」と思われるかもしれません。

しかし七木さんは、ニコプチ卒業直前にエビ中を脱退している点、ニコラ行きを意識しててかどうかは分かりませんが、とにかくまだ2010年当時は”現役限定”のアイドルNGということで、ギリギリ進級セーフだったと考えられます。

なお、西野さん&三吉さんともに、揃ってニコプチ卒業直後に、ミスセブンティーンへ応募&合格していることから、こちらはこちらで何らかの事情があったともいわれています。

圧倒的人気で強行突破

まだまだ続きます。2015年の香音ちゃんは極めて珍しいケース。

すでにプチモオーデ合格前から、父親と同じスターダストに所属し、テレビ出演も多かった香音ちゃん。

たとえいくら「二世タレント」として色がついていても、そこは表紙12回というプチ史上最高の実績の持ち主。さすがに、ニコラとしても採用しない選択肢はなかったようです。

事実、進級後の香音ちゃんは、ニコラでも世代トップクラスの人気を獲得し、イメモ&ニコラ部長になったし、現在ではポップティーンでも活躍しています。

ということで、香音ちゃん級の実績があれば、多少強引にでも「芸能活動NGルール」を突破できることが示された例といえます。

めあここの場合

最後に、新しいところを確認して終わります。2019年の林芽亜里ちゃん&阿部ここはちゃんのケースです。

この年、進級の候補としては田中杏奈ちゃん(後にミスセブンティーン2019合格)が有力とされていました。

しかし結果はといえば、芽亜里ちゃんは当確として、子役分類のここはちゃんとのセット進級。「前年グアム」に「お手紙担当」「表紙4回」と、進級要素が完璧に揃っていた杏奈ちゃんがまさかの落選となったのです。

こうしてみると、2019年のケースでいえば芽亜里ちゃんの採用を前提に、ニコラ編集部としてはユニットにこだわったのかもしれません。これは今年のヒントになりそうです。

終結論へ

以上、過去の進級レースにつき、代表的な例を確認してきましたが、ここで改めて進級勝敗表を見てもらうと、たしかに芸能活動NGルールの存在が見て取れると思います。

もちろん例外もありますが、原則として色のついてないコが好まれるというのは一貫しています。ようするに「新人優位」。

ということで、今年の進級予想の基本もやっぱりニコプチ以外で知名度の無い子が最優先。ただし、ここはちゃんや永野芽郁さんの例もあることから子役系は許容範囲。アイドルよりは可能性が高いという点も頭の片隅の置きつつ、来週中には最終結論を出してみたいと思っています。