ラブトキ撤退
ニコラ5月号で発表された新イメモは、レピピの高橋快空ちゃんと、ラテの池端杏慈ちゃんの2人だけ。
これをもって、ニコ読は「トキ撤退」と受け取ったわけですが、では、ラブトキはいったいどこに消えたのか。
きょうは、ラブトキイメモの新天地について見ていきます。
問い合わせ殺到
なんでも、今月号の誌面に2ブランドのイメモしか発表されていないことに関して、「ラブトキは?」といった問い合わせが、読者から殺到したとかしないとか。
それはそうでしょう。そもそも、何ら前触れも説明もなく、イキナリ10年以上も続いてきた伝統のラブトキイメモが、今年に限って誌面のどこを探しても見当たらないのですから。
そこで、読者からの問い合わせや抗議の声に慌てた編集部が急遽、公式サイトに「トキ撤退のお知らせ」を掲載するに至ったというわけです。
どこに消えた?
では、肝心のラブトキイメモは、ニコラを去ってどこに行ったのか。
これについては、先ほどのお知らせの中に、次のように書かれています。
ブランドのホームページやSNSをご覧ください。
自分で調べて
この通り、編集部の回答は「すでに契約を打ち切ったブランドのことなんて知らない」。
要は「自分で調べろ!」(by編集部)ということです。
そこで、さっそく調べてみると、ラブトキのイメモは、意外なところに手を伸ばしていました。
寝返った!?
ラブトキシック「2023年 Summer Collection イメージモデル」が秋本レイラニさん(ST)。
そして、系列の新ブランド「LTXC」の初代イメモが久保田葉央さん(Pop)ということで、何のことは無い。
ラブトキは、ニコラより1つ上のオトナ雑誌である「セブンティーン」と「ポップティーン」に寝返ったのです。
ニコラ発祥
ただし、こうしたイメモの出入り自体、決して珍しいことではありません。
実際、ラブトキのイメモは、ニコラが発祥ではなかったりします。
この点、レピピの初代イメモは川口春奈さん(オーデ11期)、ラテの初代は高嶋芙佳さん(オーデ15期)であり、もちろんどちらもニコラが発祥です。
外様扱い
しかし、旧3大ブランドのうち唯一ラブトキだけは、実はライバル誌「ピチレモン」(2015年に休刊)が発祥で、初代イメモも同誌の当時のエース前田希美さんだったのです。
ところがその後、ピチレの部数が落ち込んでくると、イメモの拠点を【ピチレ⇒ニコラ】へと移し、2代目はニコモから藤麻理亜さんを採用。ニコラに参入します。
そして今回。ラブトキは再び、新たな”売れ筋”を求め、ニコラから去って行ったというわけです。
正念場
だからこそ、ニコラ編集部としても、「ラブトキについての問い合わせには一切答えない」「各自、勝手にSNSで探して」といった、突き放した対応になっているのです。
ということで、かつてラブトキに捨てられたピチレは、数年後には”休刊”という憂き目に遭っています。
今回、新たに捨てられたニコラは今後どうなるのか。果たしてナルミヤを見返すことができるのか。
最新の部数が採算ラインとされる10万を切った今、ニコラにとってまさにこれからが正念場となりそうです。