完結編
イメモを擁するニコラ3大ブランドの再編・撤退の可能性について検討するシリーズの後編です。
これまで、次号予告の書きっぷりからイメモ制度の存廃を検討(前編)し、もし撤退があるとしたらそれはラブトキになる(中編)と予想しました。
そこで最終回となる今回は、本来まっ先に消えるべきはラテであることを確認した上で、実際にイメモ制度が今度どんな形になるのか考えます。
3大ブランドの定義
本題に入る前に、改めて前提知識として、いわゆる「3大ブランド」の定義から整理します。
編集部による公式見解は以下の通り。2022年5月号巻頭の新規ニコ読歓迎企画「ニコラ用語辞典」から引用しました。
【三大ブランド】
ニコラで特に人気のあるレピピ、ピンク
ラテ、ラブトキの3つのブランドをまと
めた呼び方
特に人気?
さてどうでしょう。ある程度古い読者さんがこの説明を聞いたら、その反応は「はぁ?」「なにそれ」といったところ。
なぜなら、「特に人気」という部分が、明らかに嘘であるからです。
レピピはともかく、実際ピンクラテは驚くほど不人気だったりします。
読者が好きなブランド
その証明として、右のランキングを見て下さい。
これは、2021年、2022年、2023年と、各年のニコラ1月号に掲載された「中学生なんでもランキング」の中から、”好きなブランド部門”の順位をまとめたものです。
完全にラテ圏外
この通り、1位のレピピは別格として、ラブトキは3位⇒圏外⇒5位と低迷。
ラテにいたっては過去3年、1度たりとも5位以内にすら入れず、完全な圏外となっているのです。
もうこんな状態で、いったいどこが「特に人気」といえるのか。どう見ても不人気ではないか。
名乗る資格なし
そもそも読者から支持されないブランドが、堂々「3大ブランド」を名乗るなんておこがましい。
実際の人気でいえば、上のランキングからも明らかなように、レピピの他、WEGO、GU、ハニーズといったところのほうが、よっぽど人気ブランドとしてふさわしいのです。
ということで、これだけ見ても、3大ブランドという呼称が、いかに編集部による恣意的な物言いであるか分かると思います。
入れ替え説
そこで、こうした矛盾を解決するための手段として、かなり前から読者の間で言われているのが、3大ブランドの(1)入れ替えと(2)撤退です。
(1)入れ替えについて、具体的には、前回詳しく見てきた実績の乏しいラブトキ、もしくは、上で見てきた通り超絶不人気のラテを降格する。
そして代わりに、中3時の林芽亜里ちゃんを初代として起用したアンラブ(produced by GU)よろしく、新設ブランドをあてがうといった感じ。
撤退説
他方、(2)撤退については、レピピと人気面で釣り合わないワールド傘下の2ブランドには、この際イメモを返上してもらう。
結果として当面の間、イメモはレピピ単独とする。
腐れ縁を断ち切り、こうした再編・撤退のどちらかを断行することで、より実態を反映した読者から真に支持されるイメモ制度が完成するのではないでしょうか。