三月の転校生

中学生雑誌nicolaに関する日記

【部数公表】ニコラの最新部数

部数公表

2月27日、日本雑誌協会のサイトにて、同協会加盟各雑誌の印刷部数が公表されました。

今回公表されたデータは2022年10月〜2022年12月の3ヶ月毎の平均印刷部数

それでは以下、ニコラの最新部数と、過去10年間の部数の推移を見ていきます。


83,993部

ニコラの最新部数は83,993部。前期(2022年7月~9月)が85,182部だったので、そこからさらに1,200ほど減らしたことになり、9期連続で過去最低を更新しました(創刊初期を除く)。

このことから、2021年にSeventeenが、つい先月にはpopteenが実質休刊に至ったように、ニコラも相変わらず厳しい状況にあることが分かります。

長期的視点

では、どれくらい厳しい状況にあるといえるのか。長期的な視点で部数の変化を確認します。

そこで、以下のグラフを見て下さい。

これは、2013年(1月~4月期)から2022年(10月~12月期)まで、過去10年間のニコラの部数推移を、雑誌協会の発表単位である4半期分ごとにまとめたものです。

nicolaの部数推移



コロナで激減

2020年の1月~3月期まで、多少の増減があつつも安定して20万前後を維持していたニコラ。

それが、2020年4~6月期以降に急下降することになります。

もちろん最大の理由は、コロナによる移動制限の影響で、ニコラが最も購入されているショッピングモール内の書店での売上がほぼ無くなったため。

20万⇒8万

そんなわけで、2020年から2022年にかけて、わずか2年で部数が20万から8万へと半減どころか、4割にまで落ち込んでしまったのです。

では、コロナが完全に明ければ、それに伴い、ニコラの部数も回復するのでしょうか。

8万で安定?

実はこの点、ちょっと疑問だったりします。

実際、2022年4月~6月期に初めて8万台に突入し、落ちるところまで落ちると、その後は、7月~9月期、そして今回発表された10月~12月期と3期連続で8万台のまま。

グラフからも明らかなように、もはや完全に「ニコ読8万」で落ち着いてしまった感があるからです。

次期に注目

果たして、一度落ちた部数は二度と戻らないのか。一度離れた読者は戻ってこないのか。

とりあえず、コロナが終息しつつある2023年1月~3月期の部数がどう変化するか、今から3カ月後に予定される次回の部数公表が注目されます。