◆オーデと身長
いよいよ今月から、第23回ニコラモデルオーディションの応募受付が始まりました。
応募するに当たり、多くの読者が気になるのは、やっぱり「身長」ではないでしょうか。最低何センチあればいいのか。小さいと受からないのか等々。
そこで今日は、応募時身長データとして、過去15年分の合格者のデータを1㎝刻みでグラフ化。合格するために必要とされる身長をみていきます。
◆グラフの見方
以下のグラフは、2004年から2018年に実施されたニコラオーデ15回分、全76人の合格者について、応募時の身長、つまりは実際に応募用紙に記述した身長をまとめたものです。
ただし、応募時の身長が、後の誌面で発表されなかった場合は、合格発表時の身長(10月号おひろめ時)となっています。
グラフ横軸は「身長」で、1㎝刻み。小数点以下は四捨五入しています。また、縦軸は「人数」を表します。該当する身長で応募し、みごと合格者した人が、これまで何人いたかを足し合わせたものです。
◆応募時身長別オーデ合格者数
⇒データ引用元:ニコラオーデ合格一覧
◆全体を見渡して
この通り、ニコラオーデ合格者の応募時身長は、下は150㎝から、上は167㎝まで、17㎝の範囲となっています。
また、一見して分かるのが、150㎝から164㎝にかけて、ほとんどの部分で最低4人以上の合格実績があること。
ここから、応募条件ギリギリで小さいと不利だとか、大きければ大きいほど有利だとかいった偏りは、一切ないことがみえてきます。
ちなみに、さすがに165㎝以上となると、グッと人数が減少。165、166、167、それぞれ実績は1人ずつとなっています。
◆最小は150㎝
続いては各論。まずは小さい方から見ていきます。そもそもニコラのオーデは、応募条件が「150㎝以上」となっている点、当然といえば当然ながら、オーデ史上で最も小さい合格者は150㎝。
今月号の58ページ「オーデQ&A」でも、白井杏奈ちゃんが読者からの質問に答え、「私もナナちゃんもギリギリの150㎝だった」と語っていますが、ギリギリ150㎝で合格したのが、その杏奈ちゃん(2015年合格)に、野崎奈菜ちゃん(2018年合格)。
さらには、先月卒業したばかりの宮原響ちゃん(2014年合格)も150㎝合格であったように、最小ギリギリ合格者4人のうち、実に3人もが、2014年以降のオーデ出身。
加えて、次に小さい151㎝での合格にも広瀬まのかちゃんに、宮本和奏ちゃんがいるということで、こちらもそろって現役モ。
こうして、最小クラスの合格者が、特に新しいところに集中している点、最近のニコラの傾向として、ますます小さいコが受かりやすくなっているといえそうです。
◆最高身長は成美ちゃん
続いては大きい方。こちらも実は、歴代1位と3位が現役のニコモだったりします。
そんな、ニコラのオーデ史上、ナンバーワンの高身長で合格したのは、このたび読書部長に就任した多田成美ちゃん(2016年合格)で、合格時なんと167㎝。
6月号現在の最新データでは、成美ちゃんは168.7㎝ですので、この3年間で1.7㎝伸びただけではありますが、それでも十分な身長といえます。
なお、応募時身長2位は、女優として活躍する池田エライザさん(2009年合格)。そして、3位が現役の湊胡遥ちゃん(2017年合格)ということで、以上3人が高身長合格のトップ3となります。
◆155㎝が合格率トップ
最後は、最も合格者が多い層を確認します。すると、もうグラフからも一見して明らかなように、身長155㎝がダンゼン。
なんと、他の層がすべて4人前後で競っている中、ここだけ圧倒的に多い13人の合格実績ですので、異様に目立ちます。
この点、他と比べ、数人程度多いくらいであるなら、それはこの年代の平均身長として、応募者も最も多いからと納得できるところですが、さすがに3倍以上多いのは、明らかな偏り。
身長155㎝というのは、奇跡的に見栄えがいいのか。それともニコラの編集部好みのサイズなのか。いずれにせよ、数字を見る限り、最も受かりやすい何かがあるのかもしれません。
◆応募のすすめ
150㎝ギリギリだからといって不利なことは一切ないし、むしろ最近の傾向として受かりやすくなっていることは、すでに見てきた通りです。
また、165㎝以上が極端に少なくなっているのは、そもそも応募者全体に占める、大きい子の割合自体が少ないためと考えられます。
とにかくこうして、ニコラのオーデにつき、身長による有利不利は、過去15年さかのぼっても見つけることはできませんでした。
ただし、唯一あるとしたら「応募時155㎝は異様に合格率が高い法則」ですが、これは都市伝説のようなもの。
ということで、「150㎝以上」という応募条件さえ満たしてさえいれば、あとは大きい小さいは合否に無関係。一切気にせず、自信をもって挑戦してみてください。